表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A・D・C ~夢の後の悲劇~  作者: 琥月澪
第1章 きっかけ
2/22

第1章 part1 ~きっかけ~

☆第1章(題名未定)☆


「ちょっと蒼麻?蒼麻っ!?」


「あー?」


目を開けると如月蒼麻(きさらぎそうま)の前に一人の女の子が机に手を置き、顔を目の前に持ってきていた。

その表情から見るに、どうやらご立腹のようだ。


「えーっと……なんだ?恋雪?」


椎名恋雪(しいなこゆき)

黒髪で肩くらいまでのショートカット気味の髪の持ち主でいつも右髪だけを耳にかけている。大きな瞳が印象的で、その奥は正直少し怖い感情が見え隠れする。性格はところどころ強気な部分がアリ、悪い表現をすれば扱いが難しい。それでも蒼麻と恋雪は小学、中学と同じで家も近所、いわゆる腐れ縁ってやつだ。

そんな恋雪は蒼麻の発言に驚いたのかよろよろと一、二歩下がる動作を見せ、それでも腕を組みながら、


「なんだ?じゃないわよ。ホームルーム、終わったのよ。どんだけ寝てんだっ!?」


そう言われて蒼麻は改めて教室を見渡す。

音のない教室、辺りはシーンと静まり返り、今いるのは蒼麻と恋雪だけ。耳を澄ましてみるとグラウンドの方からは運動部が掛け声と同時に来る大会へ向けて練習をしている。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ