表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/34

美鈴、二派が本格的に動き始めたみたいだよ

二派共に別々な所で話をしていた……。

 ここは闘技場。その高所にある物陰に覆面をした五名の男女が会場を見下ろしていた。そう魔王崇拝派の者たちだ。

 この五人の他にもいる。だが活動は、ほぼこの五人でやっていた。


「いよいよ今日からね。だけどミスズとか云う女は、どこにいるのかしら?」

「探したがいない。始まる前に、と思ったがな」

「ホントよねぇ。んー……もしかしたら、アタシ達がしようとしてることバレたのかも」

「それはあり得るな。そうなると厄介だ」

「うむ、どうする?」


 そう問いかけられ可愛らしい声の主は考える。


「手分けして探しましょう。それに……恐らく女神崇拝派も来てるはずですので、ドラバルト様を護らなければいけません」

「やはり、ドラバルト様で間違いないのか」

「そうらしいわねぇ。そうでなければ、マルバルト様が警備を強化していないと思うし」

「ああ、そうなるな。まあドラバルト様ならば、命を狙われたとしても大丈夫だとは思うが……向こうもどんな手段でくるか分からないですからね」

「元から気は抜いてはおらんが、更に引き締めないとな」


 それを聞き四人は頷いた。

 その後、五人は各持ち場に向かう。



 ――場所は、闘技場の近くにある小さな空き家に移る――


 この空き家の中では、三名の男女が話をしていた。


「ドラバルトの方はこれでいい……あとはミスズ様を探すだけだ」


 そう言い水色で短い髪の男性は、そう言い目の前の二人をみる。


 この竜人族の男性はモドルグ・ドラセルゼ、年齢不詳。女神崇拝派でありドドリギア支部長だ。


 その後モドルグは、無作為に一点をみつめた。


「ですが、どこに居るのでしょうか?」


 毛先がピンクで白髪の女性はそう言い首を傾げる。


 この竜人族の女性はモリナ・バドル、年齢不詳。女神崇拝派でありモドルグの配下だ。


 それを聞きモドルグは、思考をめぐらせた。


(確かにどこにおられるのだろうか? まさか誰かに拉致されているなんてことは…………いや、流石にないな。そうであれば、マルバルト様が動き出すはず)


 そう考えている。


「モドルグ様、今他の者に探させているのよね?」


 赤髪を一つに束ねている女性はそう問いかけた。


 この竜人族の女性はアネカル・キドレライ、年齢不詳。女神崇拝派でモドルグの配下である。


 そう問われモドルグは、コクッと頷いた。


「そうなのだがな。こうなったら、我々も手分けして探すしかない」


 それを聞きモリナとアネカルは頷く。その後、二人はここを出て闘技場に向かった。


(行ったか……それにしても、本当にミスズ様はどこに……考えていても仕方ないか。

 それよりも……女神スイクラム様の声が聞こえなくなったと本部から連絡があった。いったいどういう事なのだ? それから一ヶ月……この地に生きてドラバルトが現れた。

 まさか、これは魔王復活の予兆…………考えすぎであってほしいですね)


 そう考えなおす。そしてその後モドルグは、この空き家を出て闘技場へと向かった。

読んで頂きありがとうございますヽ(^o^)


『んー……なんで魔王がいないのに、魔王崇拝者がいるの?』…by美鈴


『そうねぇ……確か魔王の復活を待っている者たちよ』…byミィレイン


『じゃあ、魔王って復活するの?』…by美鈴


『話だと……魔王は復活と云うよりも、そういう存在が出現するらしいの』…byミィレイン


『ってことは……ウチでも、そうなる可能性があるってことだよね』…by美鈴


『そうニャるわ。まさか馬鹿なこと考えてニャいわよね』…byミィレイン


『流石になりたいとは思わないかなぁσ(^_^;)……』…by美鈴


『ε-(´ω`;)ホッ……』…ミィレイン


と、いう事で……∩^ω^∩


では、次話もよろしくお願いします(*^ω^*)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ