武器を見直す…… その昔、武具も作れるアクションロールプレイングゲームが……
「刀…… 欲しいな……」
職業のせいか? ショートソードに違和感を感じる様になった…… 切れる鈍器? 金属鎧と戦うからか? 切れ味よりも重量を叩き付ける感じなので、力が低い俺では固い敵に攻撃が通り辛い。
「打撃なら…… バールの方が使いやすいし、剣で打ち合ったら、力負けするから…… 一撃必殺の切れ味の高い方が良い」
俺の最大攻撃は…… 暗殺者スタイルだから、職業とスキルのボーナスが付く刀が1番だ。
「そう言えば…… 好きだったゲームに、自分の武具を作れるアクションロールプレイングゲームが…… 選べるし」
思い出したゲームは、ゲームセレクトの一覧にあった……
「後は…… 鍛冶場が必要か?」
設備ができれば、必要な道具類がショッピングに追加されそうなので…… 作業場(70万ポイント)のマスターキーを追加で買う。
「此処を鍛冶場するとして…… 後は、ゲームを選べば…… よし!」
ゲームセレクトしたら…… 頭に作り方が浮かび始める。
「後は…… 道具と材料と…… あっ!」
クナイと手裏剣を頼んだ織倉さんにも相談しよう。
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「鍛冶場ですか? 私のクナイと手裏剣じゃあ…… ダメですか?」
「いや、そうじゃなくて…… 刀が欲しいんだ」
「刀…… 厨ニびょ「忍者のジョブとスキルのボーナスが付くからね」そうですか…… それで?」
「ああ、材料と燃料の相談にね」
鍛冶場には、火が必要だからね。
金属の精製と精錬…… それを熱する燃料を織倉さんに頼みたい。
「それでは、先ずは…… 刀の玉鋼作りですね」
織倉さんは、日本の知識から刀の素材を知っていた様だ。
「玉鋼の原料の砂鉄は…… あるよね?」
「そうですね…… 後の素材と燃料なら、鑑定スキルで適した物を集めて玉鋼にしますね」
「頼むね」
「そのかわりに…… 私の装備も作って下さい」
「え? 刀…… 欲しいの?」
「いいえ、好きに武具が作れるんですよね?」
「そうだけど?」
「ゴブやオークにミノって…… 女性の天敵じゃないですか? ちょっとでも性能が高い防具を装備したいんです。目立たない様な感じで」
織倉さんが言うには、俺の牛頭戦を見て…… 身の危険を実感したから、防具を魔導具に強化したいらしい。
「魔導具化は、私自身でやれますけど…… 防具を作れるスキルが無いので」
織倉さんは、金属の加工できるが…… その方法は型抜きである。
土魔法で作った型に錬金術スキルで金属を溶かし入れる……
だからから金属パーツ系の製作は楽なんだが、防具となると…… 調節や止め金とかの細かい細工が必要となる。
銃は精巧なパーツを作れるなら、モデルガンの様に組み立てる事で完成できるから…… 織倉さんだけでも形にはなる。
「防具となると採寸とかしないとですし…… 革とか、錬金術スキルでは専門外ですから……」
なるほど…… 俺ならゲームセレクトのおかげで、形だけなら失敗しないで物にできるだろうけど……
「でも、服とか…… センスの問題があるんじゃあ?」
「目立たなければ…… 大丈夫です」
「じゃあ…… 試しに自分のを作ってみるか……」
何も無い作業場の一角を仕切り、服や革加工の道具類をショッピングから鍛冶道具と購入して、防具の作業場を製作する。
「えっと…… 採寸は、ラフディに「私がします!」じゃあ、頼みます」
とりあえず上着を脱ぎ、織倉さんに上半身を採寸してもらう。
「う、(ヤバ! ドキドキが止まらない……)は、計りますね?」
「はい」
革鎧と服用に肩幅や腹回りなどを採寸してもらい、試しの服を作る布をショッピングから探していると……
「あ、防刃繊維がある…… この世界でも有効かな?」
ショッピングの一覧から、防刃防弾と防火の繊維が出て来たので……
「とりあえず…… ベストにして見た」
案山子に着せて、金さんとイナバに攻撃してもらうと……
「確かにベストは、切れたり穴が空いたりはしてないけど……」
攻撃の衝撃で案山子は…… 粉々になった。
「貫通しないだけましって感じだな…… インナーに使う?」
「そうですね…… この上に革鎧を着れば良いかもですね」
「後…… 念の為に感電対策の防電繊維と合わせるか?」
「雷魔法がある世界ですもんね」
防刃防弾防火繊維の裏地に防電繊維を合わせたインナーを作り、対衝撃仕様の魔導具にする革鎧も作れる。
「同じ仕様の手袋も作るか?」
「あ、キャンプ用品で見ました」
「最近のキャンプ用品は、すごいね」
たぶん、ゲームセレクトで軍隊系のサバイバルゲームを選べば…… ショッピングに追加されそうだけど…… せっかくなので、自分専用にオーダーメイトする。
「え~っと…… 忍者服? 何時の間に…… 地下足袋なんて作ったんですか?」
気付いたら…… 特殊繊維と特殊合金製の紺色の忍装束になってました。
「織倉さんのも…… 作ります?」
「え、あの…… やめときます」
一瞬、ペアルックと考えたけど…… 忍者服で?と思い、辞退する織倉さんでした。




