表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

63/67

辺境を行く…… 忍者?


「猛人牛です!」


ラフディが指差した荒野から、牛頭の人型魔物が走って来る。


「ミノタウロスですか?」


「たぶん、同じ様な魔物だな」


「ゴズとかの場合もありませんか?」


「う~ん…… 腰蓑に石斧…… ミノの方だと思う」


絵で見たゴズの様な装備よりも、ミノタウロスの方の装備に近いので…… ミノタウロスと同じ様な魔物だと推測しました。


「初の魔物だし…… 油断なく狙撃します」


先ずは…… 普通の金属魔法弾丸と風魔法で狙撃。


ブオォォォォォ!!!


胸に弾痕の穴が空くが…… 大して効いてない様だ。


「今までの魔物で1番固いかな? 小さい穴じゃあ大したダメージにならないみたいだね」


やはり魔物…… 急所に当たらなければダメか?


「ラフディ、警戒を! グリズは魔物車の防御! 俺は前に出る……」


迫る牛頭にショートソードを抜いて、俺は前に出た。


「試して見るか……」


ブオ! 牛頭が石斧を俺の頭に向かい、力任せに振り下ろす……


「足は…… どうだ?」


ブモ!? 石斧を避けながら、脛を斬り付けるが…… 皮膚に薄い切り傷が付く程度で刃が通らない。


「かっ、てぇ…… これは、剣で挑むのは失敗だったかな?」


脛を斬り付けた事で…… 牛頭の意識は、完全に俺を敵と認識した様だ。


ブフゥ……


大きく息を吐いて…… 牛頭が俺を睨みながら石斧を構える。


「これが辺境の魔物…… 付け焼き刃では効かないって感じだ…… な!?」


牛頭の横薙の一閃を後退して避けたら、タックルで吹き飛ばされた!


「ぐあ!? と、危ねぇ!」


押し倒された処に…… 石斧を振り落とされた!? が、横に転がり回避して、なんとか立ち上がる。


「野郎…… お返しだ!」


追撃に来た牛頭の顔前に火魔法の壁を作ると……


ブオォォォ!!


お構い無しに突っ込んで来た!


「マジか!? この!」


斬り付けが効かなかったので、カウンターで突きを放つと……


ブオゥ!?


直前で避けられた…… こいつ、戦い馴れてやがる。


「ヤバイな…… 接近しないで殺れば良かった……」


俺は闇魔法を使い撹乱して見るが……


ブオウ!


的確に距離を詰められた…… 気配察知でも持っている様だ。


「魔法で削るか?」


火魔法が効果薄だったので、雷魔法を撃ち込む!


ブア!?


突進しようとした牛頭がよろける。


「お、雷に弱いのか?」


一瞬、殺ったか?と思ったけど……


ブ、ブモォォォォォ!!


血走る目で激昂した様子がわかる。


「あら…… 怒りで強化されるタイプだったか?」


牛頭の攻撃が遅いし動きがぎこちない…… 麻痺った? なら……


「攻め時だな!」


闇魔法と影魔法を使い、牛頭の回りを動き回る。


「さて…… どうなるかな?」


牛頭の攻撃を縫う様に避けては、翻弄する様に動き回りながら…… ちまちまと斬り付け続ける。


「接近戦なら点の攻撃より…… 広範囲な傷を付ける攻撃の方が楽かな?」


骨や筋肉が固い…… 骨は武器の素材なのかな? なら……


「骨と筋肉を…… 避けて、内部に攻撃を叩き込む!」


骨や筋肉を抜ける様にショートソードで突き続ける。


ブモォ!?


「大振り過ぎだ…… それに…… やっと〝通った〟……」


筋肉と骨を縫う様に…… 俺のショートソードは、牛頭の腹に突き刺さった。


「内部なら…… 焼けるだろう?」


牛頭の腹に突き刺さったショートソードから炎が吹き出す!


「こいつでとどめだ……」


雷魔法を追加で流し込む……


ブベェ…… 牛頭の口から炎が吹き出し、血走っていた眼球が沸騰して飛び散る。


ズルリとショートソードを引き抜くと…… 3メートル超えの牛頭の身体が崩れ落ちた。


「勝った…… あ、通知が来た……」


牛頭を倒した俺の目に……


[サブジョブの【暗殺者(アサシン)】のLvが30になりました…… 上位職業の条件を満たしました…… サブジョブを【暗殺者(アサシン)】から…… 上位職業の【忍者】に変更しますか? →はい いいえ]


と、標示された。


「マジで……【忍者】が増えた」


 ・

 ・

 ・


「で…… ヨミ君は、ミノタウロススレイヤーになるんですか?」


「何ですか? それ?」


「え? 忍者って…… 魔物をスレイヤーするんじゃないの?」


「それ…… 何か混ざってません?」


「そうなんですか?」


「たぶん…… で、どんな忍者ですか?」


「ゲーム的な忍者ですね…… 魔法みたいな忍術とか使える様ですし……」


「魔法みたいな…… それじゃあ……〝あれ〟…… できます?」


「「「「「あれ?」」」」」


 ・

 ・

 ・


「此方だ! 此方此方!」


里山さんのリクエストで……〝3人増えた〟俺は、牛頭を取り囲んでボコッた。


意外と楽に倒せたので、最初の牛頭が特殊な魔物だったのかも知れない。


「後は…… また装備の更新しないとだな……」


忍者になれたから…… 刀が欲しいよな…… ショッピングに追加されないかな?


「織倉さん、ちょっとお願いが……」


俺は、織倉さんに手裏剣とクナイの製作を依頼したら……


「後で…… 撮影会ですよ」


完成した手裏剣やクナイを構えて……


「いいですね♪ 目線お願いします!」


コスプレイヤーの様に…… 写真を撮られる俺だった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ