次の街までに金策を考える。
「浄化とお風呂で、黒猫がら茶トラになった時は驚いたけどね」
ショッピングを終え…… ニィーナを撫でながら、里山さんが言う。
「親が黒に染めていたみたい…… ラフディとグリズが言うに…… トラ系の獣人が強いから、トラ猫系の獣人の子は狙われるらしいよ」
「私達では、見分け辛いですからね」
「獣人だと臭いとかで、わかるらしいけど…… 見た目だけじゃあ…… 無理ね」
パーティステータスなら…… 獣人(猫)って、標示されるから大丈夫だけどね。
「さて、手持ちのお金も減って来たし…… 次の街で金策をしたいんだが?」
「魔物素材の売り買いは?」
「俺達の見た目だと…… 小人数人分かダッシュボア1匹と角兎が数羽って感じかな? 変に目立つと…… 変なの来そうだし……」
「揉め事は回避したいわね…… となると、この辺の弱い魔物10前後が妥当かしら?」
「買い取りは、グリズとラフディに同行して貰えば…… なんとかなるかな?」
「2人なら冒険者に見えるでしょうね」
「問題は、誰が主として同行するか…… ですね?」
「俺は?」
「ヨミ君はダメです! 逆に狙われます!」
俺…… そんなに?
振り返ると…… 女性陣達が力強く頷く。
「マジか……」
「外では、顔出さないで下さい」
「はい……」
「騙されない為にも…… 織倉さんが1番良いのでは?」
「2人が一緒なら…… 大丈夫そうですね」
冒険者ギルドに魔物素材の買い取りに出すは、織倉さんとラフディにグリズで向かう事になった。
「それと…… 盗賊達が強盗した物を…… そろそろどうにかしたいんだが……」
「盗品だった物ね…… どんな物なの?」
「ラフディとグリズに整理して貰ったんだが……」
盗賊から奪った荷物は、獣人が作る布や加工された素材類だった……
「獣人にしか作れないなら…… 売りに出した瞬間に、盗んだ犯人にされそうですね……」
「辺境に着くまで…… 持つしかないか?」
「それが無難ね」
盗賊から奪った荷物は、辺境まで封印になりました。
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「となると…… これも封印ですかね?」
魔物達から回収した…… 魔導具の杖と弓を取り出す。
「念の為に…… 全部は回収しなかったけど……」
杖と弓は、魔物達が持っていた3分の1だけ回収したんだが……
「弓って、使う?」
里山さんが魔導弓を持ちながら聞く。
「銃が使えない時の為にも、数個は取って置こうか?」
「残りは?」
「ダブり以外は…… 取って置く?」
「使えるも知れないし…… 他の魔導具の素材にできるかも?」
「じゃあ、全部残す?」
「その方が良いですね」
相談の結果…… 魔導具は全部残す事にしました。
「じゃあ…… 次の街の冒険者ギルドで、魔石以外の弱い魔物素材の売却を…… お願いします」
「わかりました」
女性陣のみんながベビールームに行ったので、俺は……
「ちょっと部屋に戻るから、よろしく」
「「はい」」ガウ! キュイ!
ラフディとグリズに、イナバと飲み物と食べ物を渡して…… ワンルームマンションの部屋に戻った。
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「ふぅ~…… 何時も浄化状態だけど…… 日本人だと、たまには湯船に浸かりたくなるよな……」
ワンルームマンションのバスルームの浴槽で、俺は足を伸ばしていた。
「さて、ステータスの確認でもするか…… うん? お知らせ?」
ステータスを見おうとすると…… ステータスが標示される前に〝お知らせが来ています〟の文字が標示された。
「お知らせって…… 何だ?」
お知らせが来ていますの文字をタップすると……
[緊急クエスト【偽魔王の愚者の進撃を止めろ!!】をクリア…… シークレットミッションの【領都に魔物を進入させるな!!】をクリア…… クエストクリア報酬が追加されます…… 緊急クエストのクリア報酬が届いています…… 受け取りますか? →はい いいえ]
「え、緊急クエスト? 領都を襲撃した魔物って、クエストだったの!? とりあえず…… はいで」
領都襲撃が緊急クエスト扱いだった事に驚きながら、はいを選んでタップする。
[緊急クエストのクリア報酬……【金貨100枚】【ガチャシステム追加】…… シークレットミッションクリアの追加報酬……【トレカシステム追加】【デッキシステム追加】……【トレカシステム追加】により…… ゲームセレクトに……【カードゲーム】が追加されました]
「金貨100枚…… は、ラッキーだったけど…… ガチャとトレカって、何?」
バスルームから出て着替えると……
「試して見るか…… ゲームセレクトの項目から、ガチャシステムを選択と!?」
ガチャシステムを選んだ瞬間!? 俺の前に〝8台〟のガチャマシンが現れた。
「え~っと…… 銅貨のと銀貨のに金貨のが…… それぞれ1枚と10枚の奴が1台づつ…… 残りの2台は…… 1日1回無料のと、無料10回の奴か?」
どうやら…… 1日1回は、無料で回せるらしい?
「とりあえず…… 回して…… 見るか?」
俺は、無料ガチャを回す事にし…… 無料ガチャのハンドルを掴んだ。
「さあ…… 何が出るのか…… な!?」
ガチャのハンドルを回したら…… ワンルームマンションの部屋が閃光に包まれた。




