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種族スキルと魔法の覚え方にゲームセレクトの新たな機能?


ラフディとグリズ、ラミィに追加された種族スキルの項目を見ると……


「ラフディは自然幻術、グリズは獣化、ラミィは自然治癒って言う、種族スキルが覚えられるみたい」


ラフディの自然幻術は、自然の中なら霧と人影とかの幻を見せたりできるスキルで……


グリズの獣化は、発動すると熊よりの姿になって、身体能力が上がるスキル……


ラミィの自然治癒は、身体を休めると傷が回復して、毒などの状態異常からも回復するスキル…… らしい。


「使えるスキルみたいだし…… みんな、覚えるかい?」


俺の問いかけに、ラフディ達は頷いたので…… 全員に種族スキルを覚えさせた。


「次にサブジョブだけど……」


「ちょっ、ちょっと待って下さい!」


「どうした?」


「今…… サブジョブって言いましたか?」


「言ったけど?」


「サブジョブなんて…… 俺達に…… なぁ?」


「うん…… 就ける訳が無いですよ」


「う、うん」


ラフディ達の話では…… サブジョブが就くのは、村長などの役職が多く、戦闘職でサブジョブを持つ者は英雄と言われるらしい。


「奴隷でサブジョブなんて…… 伝説の奴隷騎士【ガリガン】だけですよ!」


ガリガンとは、その昔の大賢者【グラソン】の奴隷で…… サブジョブが騎士の英雄らしい。


「魔竜のダンジョンの決壊を防いだ7英雄です。主のグラソンを魔竜から守り抜いた忠義の騎士と、騎士の手本と言われる程に有名です」


「ふ~ん…… あ、グリズが獣騎士になれるな。どうする?」


「俺が騎士!?」


「グリズは獣戦士も選べるし、ラフディは獣剣士か幻剣士で、ラミィは…… 狩人か音響士?が選べるぞ」


「「「!?」」」


ラフディは幻剣士、グリズは獣騎士、ラミィは狩人をサブジョブに選びました。


「いいな~、私もサブジョブ欲しい~!」


織倉さんが、ラフディ達を羨まし気に見つめる。


「ジョブLv15以上が条件みたいなので、錬金術士のLvアップを頑張りましょう。だけど…… スキルは覚えたけど、錬金術士のLvは上がらないね?」


「Lvですか?」


ラフディ達が首を傾げる。


「うん、種族と職業…… それとスキルには、Lvとか熟練度があるみたい」


「Lvと熟練度…… それって、使わないと上がらないんじゃあ……」


「あ、だから錬金術士のLvが上がらないんだ。あれ? じゃあ、魔法も使わないと…… 覚えないのか?」


増えたスキルを思い返すと…… 隠れながら移動していたら潜伏を…… 敵を倒すのに攻撃していたら体術と剣術、投擲や暗殺と暗器術のスキルを覚えた。


なら、魔法も…… 火や水とかの魔法を使わないと覚えないのか?


「魔法スキルを覚えるには、魔法を使わないといけない…… どうすれば良いんだ?」


「火魔法なら…… ライターとマッチで魔法スキル、覚えませんかね?」


そう、織倉さんが提案するが……


「ううん…… それで魔法を覚えるなら、たぶん俺…… 生活魔法と回復魔法が使えてると思うよ」


ほぼ毎回、浄回スキルで浄化して回復してるから…… ただ使うだけの条件なら、魔法スキルになってると思う。


「そうですか…… あ~あ~、魔法スキルも選べば良かった~」


「うん? 選べば…… 選ぶ……(そう言えば…… RPGって、だいたい職業を選ぶよな?)俺…… 魔法使いに…… なれるんじゃね?」


ゲームセレクトで、選んだRPGの項目を見ると…… ジョブセレクトの項目が現れた。


職業(ジョブ)魔法使いLv1(プレイヤーLv17)


になりました。


「それじゃあ…… ニィーナのLvを上げながら、街をめざそうか?」


「「はい」」「「うん」」


織倉さんのジョブLvを上げる為に、錬金術の教本と道具を買いに街を目指す事にしたが……


盗賊の仲間を避ける為……


近くの街に行かずに、遠くのより東側の街に向かう事にした。


「ダッシュボアです!」


「先ずは俺、火よ…… 飛べ!」


ラミィが見付けたダッシュボアに、俺が火魔法のファイアを飛ばす。


「着弾を確認…… 来ます!」


「グリズ、止めて」


「はい!」


ダッシュボアの突進をグリズが盾で止めると、ニィーナとラミィが石を投擲して、ラフディの剣がダッシュボアの腹を切り裂いた。


「よし、倒したな…… 火魔法のスキルをゲット」


俺の目に[【姓名無し】は……【火魔法】スキルを覚えました]と、通知が標示された。


「次は…… 水魔法かな?」


そうして、アジトを爆発した盗賊達を避けながら街道を外れて、魔物を倒していたら……


「あ、ニィーナの種族LvとジョブLvが上がった」


日が暮れる前には…… ニィーナの種族スキルとサブジョブの条件を満たし、俺も……


[【姓名無し】は……【土魔法】スキルを覚えました……【四属性魔法】スキルを覚えましたので、条件を満たしました…… 特殊魔法スキル【複属性魔法】スキルが解放されます……【雷魔法】【氷魔法】【火炎魔法】【植物魔法】のスキルを覚えました……【雷魔法】スキルを覚えましたので【光魔法】スキルを覚えました]


と、ニィーナの種族スキルとサブジョブを選んでいた…… 俺の目に標示された。



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