校外学習中の学生達…… に巻き込まれたおっさん
「ヤバイ…… 嵐になりそうだ」
40度に迫る熱波の中、街中を歩いていると…… 遠くに雷鳴が聞こえ、不意に周囲が薄暗くなった。
「店に逃げた方が良いかな?」
近くに居た集団が話し出す、同じ服装の制服から高校生くらいの集団らしい。
(部活か? それにしては…… 統一感が無いけど)
時期的に夏休み中のはずだが…… 制服を着た集団は、制服以外の統一感が無い感じだった。
「仕方が無いかな…… みんな、屋根のある所に一時避難よ」
(引率の先生…… にしては、ちょっと若くないか?)
どうやら、校外学習中の高校生達と引率の先生…… の卵の教育実習生?
(で、良いのか?)
身長のせいか高校達よりも少し幼く見えたが、この時季にスーツの様な格好した女性は、近付く雷雲に商業施設ビルに移動を促す。
「ラッキー! ジュース飲もうぜ!」
「おい、走るな!」
「あっ」
急に走り出した学生が近くに居た子供と接触して……
「あぶね!」
俺の方に突き飛ばされたので、咄嗟に手を伸ばした。
「きゃあ!?」
(雷か?)
子供を掴んだ瞬間、辺りが眩く光って……
「があ!?」
俺の腹に衝撃と激痛が走った。