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大魔王の世界創成 無限の贖罪世界




林田は目覚めたとき、



俺になっている



太っててブサイクでイジメられっ子だった


スクールカースト最下層さいかそう時代の俺



教室、机の上


自分のまわりは寝てるあいだに投げつけられた紙ゴミでいっぱい



はなユメも無い『君の名は』みたいだな



目覚めたらブサイクのイジメられっ子でした。




林田は、



そこで自分自身と対面する



イジメっ子で、イケメンで、クラスのヒエラルキーのトップに立つ自分自身と



休み時間、呼びだされ



理由もなく殴られる



血が流れても許してはもらえない



毎日、毎日、イジメられ、殴られつづける



自分自身に、



自分自身に、




自分自身にイジメられる生活は



卒業式の日まで続く



安堵する俺になった林田



やっと、やっと解放される!





が、卒業した瞬間



すべてがリセットされる




イジメがはじまった初日にリセットされ




また同じ学校生活がスタートする




イジメられっ子生活の無限ループ



人生を修正することも変えることも許されない



永遠に終わらない小学校時代



永遠に終わらないイジメ




無限ループが156回目の到達したとき



とつぜん、その地獄は終わりをつげる




林田は目覚めたとき、元の自分に戻っている



顔には傷一つ無い



芸能事務所に所属していて


子役として地上波テレビのドラマ出演の経験もあり


家は金持ちで



女の子にはモテまくり



これから、華やかな人生が約束された自分自身に



しばらくぼう然としてた林田は



すぐに俺を見つける



ブサイクで太ってて、スクールカースト最下層さいかそうのイジメられっ子



今まで、その持ち主となって



ぼうだいな時間を過ごしてた身体を



誰よりも共感できるはずの相手を




「あとでちょっと屋上にこいよ」





俺は、林田に呼び出される





休み時間。屋上。





「今までごめんな!イジメたりしてごめんな!ツラかったよな?苦しかったよなぁ?



本当にお前には申し訳ないことをしたと思ってるよ〜〜〜!!



どれだけ謝っても気がすまねえ〜〜〜〜



ぴえん、ぴえん、ぴえ〜〜〜〜〜ん!」




そんなふうに泣きながら、



土下座して



俺の足にすがりついてくるもんだと思ってた




だが……………





ごつッ





目の前が白くなって


鼻に火がついたみたいな感覚


呼吸ができない



ぼたぼたぼたぼた…………



血がアスファルトをたたく音が



ちゃんと自分の耳に聴こえる





「あぁーーーーーーースッキリする」





林田は叫んだ



顔面が笑顔でいっぱいだった




ごつッごつッごつッごつッ




笑顔のまま、林田は俺の顔を


何度も何度も何度も何度も



殴った





「今まで胸くそ悪い悪夢をずっと見てたからな〜」



林田は倒れた俺の顔面を踏みつける



「お前に1000倍返ししてやるからな?クソデブ!」



「…………なんで、俺のことをそんなにイジメるの?」



「はぁ?楽しいからに決まってんだろ?」



「……………いつまでこんな事を続けるつもりなの?」



「いつまで続けるか?バカか?お前。お前が死ぬまでに決まってんだろ。


お前を見てると虫唾が走るんだよ、この負け犬が。


人類のためですから、お願いです、今すぐそこから飛び降りて死んでくださ〜い」




俺は、血まみれの顔で起き上がって



にっこり笑った




「林田、アウト〜〜〜」




俺がそう言うと



あらゆるものが消えた



真っ暗闇になった世界



きゅうに足の踏み場をなくして


林田は墜落ついらくする




「あ…あ……………


うわぁあああああああああああ……………」





林田は、ただただ何も無い暗闇の世界を



どこまでも落ちつづけていった







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