地元ギャングとの戦い
身長が2メートルぐらいある
灰色熊みたいな体形の大男が
ずっとズボンに手を突っ込んで股間をまさぐってる
「トシちゃん気になる?トシちゃんてば少年院であっちの味を覚えちゃってさ」
耳元でささやくなよ、気持ちの悪い
「君の写真見せたら気に入っちゃってさ。家にもち帰って自分専用のオナホールにするってきかないんだよ」
大笑いするギャングの面々
笑いのツボがぶっ飛んでるだろ
M−1出たら1回戦落ちすんぞ、お前ら。
「君、今度ジャオーズ事務所から芸能界デビューするんだって?」
「…………」
「俺の弟、ジャオーズに入りたいってずっと言ってたんだよ。そんな弟の顔を潰して、自分だけ芸能界デビューして、いい気味だって思ってる?」
「…………」
「整形費用2000万。プラス弟が芸能界でこれから稼ぐはずだった生涯年収30億。お前には、一生かけて払い続けてもらうからな」
「…………」
「ジャオーズでトップアイドルになれば余裕で払える額だろ?未来のキムタックくん」
「…………」
『…………』多用し過ぎてゴルゴ13みたいになっちゃったじゃねえか。
キムタックって、タイのスーパーアイドルかよ。
「それとも、トシちゃんの家で死ぬまで家具として生きてく?」
何回捕まっても
出てきては犯罪をくりかえす
そんな相手に警察呼ぶなんてホント、効果無いわけで
今、捕まってもまた俺の前にあらわれて復讐しようとするだろう
家族や恋人、
俺の大事なものを狙ってくる
中途半端なやり方じゃダメだ
「…………お兄さんのブサイクな弟が生涯年収30億って、冗談でしょ」
「…………あぁ?」
「お前ら兄弟の絶望的なブサイク遺伝子で金とれるわけねえだろって言ってんだよ」
顔面タトゥーのごりごりチンピラに向かってなんてことを俺。
…………ガッ
わき腹にナイフをつきたてられて、俺はうつ伏せに倒れた
「おい、なにしてんだよ。殺してどうすんだよ。芸能界デビューした後もおどし続けて金搾り取るんだろうが」
灰色熊がわめいた
包帯マスクの林田は奇声をあげて喜んでる
「お兄ちゃんやったよー!!」
「ワリぃ、ついカッとなって」
うぅううぅううう、痛い、痛いよぉ
もがき苦しんでみせると
林田は飛び上がって大喜びした
「やった!やった!やった!やった!ザマァ、ザマァ、ザマァ、ザマァ、ザマァ、ザマァ!!そのまま死ね!死ね!死ね!死ね!」
「痛いよぉ、助けて、救急車呼んでよぉ、痛いよぉ…………」
「ぎゃははははははははは!!!!苦しめ!苦しめ!そのまま死ね!ザマァ!ザマァ!ザマァ!ザマァ!ザマァ!ザマァ!ザマァ!」
俺のまわりで 側転 前転 バク転を繰り返しながらわめき散らす林田
「…………な~んちゃって」
俺の笑顔をみて、林田は凍りついた




