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芸能界にスカウトされました




校舎内の廊下を不審者が歩いていました



「君イイね!」



男子のお尻を両手で指差しては



「君イイね!」



と連呼してる、やたらとスタイリッシュな男



オシャレ変態、と名づけよう



「君……イイ〜ね!」



女子生徒には見向きもしない。


男子のお尻ばっかりイイね!する男



2020年まで生きてさんざん通り魔事件のニュースを目にしてる俺は緊張する


刃物を取り出したら、そっこー倒す。



だが、オシャレ変態を見た女子の1人が叫んだ


「あ、あ、あ……!!」


フリーザの最終形態を目撃したクリリンと同じ間。


「ジャオー滝沢…………!」


どっかで聞いたような。


「ジャオーズ事務所2代目社長!ジャオー滝沢だわ…………伝説のアイドルと呼ばれた男!」


「君イイね!」


男子のケツばかりフューチャーしてるあのド変態が……元伝説のアイドル!?てかジャオーズ事務所ってあのジャオーズ事務所か。



そういえば、どことなくイケメンの片鱗が残ってる


いや、まずはそこじゃない。


なぜ中年のおじさんが小学校の校舎内を普通に歩いてる。




なぜか俺を見たジャオー滝沢はピタッと停止した。



「キミ…………………」



20秒くらい溜めてから。



「イイぃいいいいっっっっっっねぇえええええええええええええええ」



ひとの股間を指さしながら絶叫するのやめれ。



「きみが書類審査に応募してくれたスズキマサムネくんだね?」



記憶にございません。



「いや、君の写真をひと目見ていても経ってもいられるずにぶっ飛んできてしまったんだ。フランス公演中の山嵐を放置してパリからぶっ飛んできたんだよ、君」



俺の写真、勝手にジャオーズ事務所に送りやがったなぁあああああああ!?


ことの成り行きを見守ってる女子の一群に目を向けると、1人サッと顔をそらした者がいた。貴様じゃな。





「ユー!うちの事務所入っちゃいなよ!


今、結成準備中のグループあるから、そこに入って来月デビューしちゃいなよ!」



いや、話の展開についていけない。


ジャオーズってたしかジュニアとかいうのあって、小さい頃からの長い下積みをへてデビューするんちゃうんか


事務所入って1か月でデビューとか


とんでもないイジメうけそう


みんなにボコボコにされそう


嫌だ。



「さ、すぐデビューに向けてのレッスンはじめよう。うちのスタジオ行こう」



小脇に抱えあげてそのまま連れて行こうとする



ギャーーーー人攫ひとさらい!



「ちょっと!あなたは何なんですか」



女性教師が止めに入ってくれた。



「わたし、スズキ マサムネの父です」



急に2枚目の真顔になってジャオー滝沢は堂々と嘘をついた



「ちょっと家庭の事情がありまして今日は早退させていただきます」



巨大芸能事務所の社長ともなると、マジメにしゃべるとスゴい風格と説得力がある


「まぁ、そうでしたか。マサムネくんのお父上様。マサムネくんはお父様に似たんですわね」


ぽっ



じゃねえ!イケメンオヤジがちょっと真顔になったからって!!



俺はそのまま、ジャオー滝沢に学校から連れ去られてしまった。


いや、事件ですよね?これwww






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