レイバイ探偵3
無料版のアプリを起動した。
アプリ側が勝手に選択した電話番号につながった。相手の電話番号は表示されない。
対象相手は電話をしていない。
全く知らない他人の会話。胸が高鳴る。
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「ジョウズカ・ヘタカ先生。先日は大変失礼しました」
「ああ、確かあなたは、オナラをしてニヤリと笑う犬の・・・」
「2歳のオスのマルチーズです」
「あの日あなたは大変不機嫌になって、私は追い返されてしまいましたね・・・」
「申し訳ありませんでした。聞きたくないエグイ内容だったものですから・・・」
「・・それで、今日はどのような件で・・・?」
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「あの後、冷静になって考えたんですが・・・」
「・・・・・」
「あの時の先生が霊視されたのは、彼だったのか、それともはにわ男子だったのかなと・・・」
「・・はにわ男子・・?」
「2歳のオスのマルチーズです」
「・・・・」
・・・・・・・・
「・・ファンなんですか?」
「はい。出待ちするほど・・」
「・・なるほど・・、それですべてが理解出来ました・・」
「・・・・・?」
「あなたの彼と言うのは・・はにわ男子のミーチーだったんですね・・」
「・・・えっ、どうしてそれを・・・」
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「・・あの日の霊視で、一人の美形の男性と、複数のXXXの女性たちの影が見えました・・」
「・・・ミーチーと・・、複数のXXXの女性たちの影・・・?」
「・・確か所属事務所の掟では、出待ちの女性に手を出してはならないと・・」
「・・確かに、その通りです・・」
・・・・・・・・
「・・ところが、あなたが美し過ぎた所為か、それとも他のXXXの女性たちのお陰か、ミーチーはあなたに手を出してしまった・・・」
「・・ある日、いつもの様に出待ちをしていると、出待ちグループのリーダーから、おまえは来るなって言われました」
「・・それで・・?」
「私が、嫌だって言うと、グループ全員から袋叩きにされそうになったんです」
「・・そこに・・」
「はい。ミーチーが飛び込んで来てくれて、助けてくれたんです・・」
「・・その後・・?」
「・・家まで送るよって言われて・・」
「・・そのまま・・・」
「・・ヘッピー・ヘッピー・タイム・・!!」
・・・・・・・
「・・取り付かれてますね・・」
「・・誰に・・?」
「・・複数のXXXの女性たちに・・」
「・・彼女たち死んじゃったんですか・・?」
「・・生霊です・・」
「・・こわっ・・」
・・・・・・・・
「・・もしかして、彼女たちが・・・」
「・・はい。あなたを便秘にして、あなたの言う、エグイガスを製造させています・・」
「・・こわっ・・」
・・・・・・・・
「・・先生。どうすれば良いんでしょうか・・?」
「・・このシリーズを順番に読んでいる方なら、既にピンと来ていると思いますが・・」
「・・先生、私は読んでないので、詳しく説明して下さい」
「・・それはしんどいので、トラベル・ナースの回を読み直してください・・」
・・・・・・・・・
「・・便秘を直すには、トラベル・ナースと言う霊に憑依して貰うのが最善の手です・・」
「・・・トラベル・ナース・・・?」
「・・若いのとベテラン、どっちが良いですか・・?」
「・・じゃあ、若手で、お願いします・・」
「・・わかりました。それでは歩君に憑依して貰いましょう・・」
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「・・・・・」
「・・あっ、先生。スゴイ・・・」
「・・我慢して・・」
「・・グエッ・・、ギョギョギョ・・、ぐぐぐぐ・・」
「・・負けるな歩・・・」
「・・んこんこんこんこ・・、ぶぶぶぶぶぶ・・・」
「・・くそっ、この出待ち軍団、歩にむしゃぶりついてる・・、ハンサム過ぎた・・!!」
「・・んこんこんこんこ・・、ぶりぶりぶりぶり・・・」
「・・仕方ない。静さんにも憑依して貰おう・・」
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「・・かつて、あのナイチンゲールは・・・、みなさん、もうおやめなさい・・、歩君がシュパシュパに成っちゃったじゃないですか・・、彼の代わりに私にチュパチュパしても構いませんよ・・・」
「・・・・・・」
「・・ど、どうして逃げるの・・、だから、私にチュパチュパして・・・、オラー、ワシにチュパチュパせんと、ただじゃすませんけんのー・・・」
・・・・・・・・
「・・・・先生。と、トイレ貸して下さい・・」
「・・はい、こちらです・・」
・・・・・・・
「・・もう大丈夫ですよ・・」
「・・先生。どうもありがとうございました」
「・・お大事に・・」
「・・あのお・・・」
「・・はい、何でしょう?」
「・・広島弁の怖い方は、除霊してもらえませんか?」
「・・あっ、そのままで大丈夫ですよ・・」
「・・どうしてですか・・?」
「・・3ヵ月で、契約が切れますので・・」
・・・・・・・・・・
私は盗聴アプリを切った。
「前回、彼女のオナラの秘密をぶちまけたのは、はにわ男子だったのか、それともはにわ男子のミーチーだったのか、はっきりせんかー-い」




