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盗聴アプリ  作者: マーク・ランシット


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AIロボット2

 有料版のアプリを起動した。

 対象者は電話をしていない。盗聴が始まった。

 

 ・・・・・・・・・・・・・ 


「教授、絶対におかしいですよ。僕らの開発したAIが、勝手にインターネットに接続出来るまでに成長するなんて・・」

「確かに、そこまで高度なアルゴリズムは、我々には開発出来ないからね・・」


 ・・・・沈黙。


「そうだとしたら、誰の仕業しわざだと思うんだね?」

「恐らく滝沢ケーコの仕業ではないかと思います」

「ケーちゃんがね・・・」

「アイツ、僕と教授のお嬢さんのこと妬んでますから・・・」


 ・・・・沈黙。


「仮に君が、ケーちゃんだとしよう」

「えっ?」

「君なら、ミーくんにインターネットを認識させる為に、どんな風にプログラムを書き換えるかね?」

「・・・それは、僕に与えられたテーマでは無いので・・・」

「そうだね。それでも、この技術が非常に高度な事は理解出来るね」


 ・・・・沈黙。


「もし、仮にこれがケーちゃんの仕業しわざだとすると、彼女はとてつもない天才だという事になる・・」

「・・・・」

GAFAガーファが放っておくハズがない・・」


 ・・・・沈黙。


「どうするつもりですか?」

「いったん、娘とは別れて、ケーちゃんにアプローチしてくれないか?」


 ・・・・沈黙。


「でも、彼女は、僕のタイプじゃないので・・、金田君とかに頼んでもらえませんか・・」

「ケーちゃんが、彼にナビクと思うかね?」

「確かに、金田君はルックスもイマイチだし、完璧なオタクですからね・・」

「ケーちゃんは、軽々と好きな男を変える様な女性じゃない。君以外に、出来る人間はいないんだよ・・」


 ・・・・沈黙。


「それで、もし本当に彼女の仕業だとしたら、どうするつもりなんですか?」

「彼女の研究を、私の研究室のセーカとして発表する・・」


 ・・・・沈黙。


「それで・・・、僕の得られるメリットは、何ですか?」

「彼女のアシスタントとしてGAFAガーファに入れて貰えばイーじゃないか」

「・・・・」

「人生の先輩として断言する。ケーちゃんみたいなタイプは、どんな大金を手に入れても、君以外の男性を好きになることは絶対にない。君は一生、金に困らないんだよ・・・」


 ・・・・沈黙。


「教授、僕はお嬢さんのことを・・・」

「人生の先輩として、もう一つ断言して置く。女は飽きるが、金は飽きない・・。君の才能は認めるが、もしかしたら準教授どまりで終わってしまうかもしれない。贅沢しなけりゃやっていけるが、ベンツもタワーマンションも夢のまた夢だよ」

「僕は、お嬢さんにはふさわしくないという事ですか?」

「そうじゃない。これは、私と君の成功への道筋の話だ。娘の幸せは願っている。しかし、私の研究の成功が最優先なんだよ。分かるだろ、同じ道を進む者として・・・」

「・・・・」


 ・・・・沈黙。


「・・・わかりました。やれるだけのことはやって見ます・・」

「頼んだよ。君の成功に、私の未来もかかっている」


 バタン。

 ドアの閉まる音。


 ルーー、ルーー、ルーーー。

 カチャ。

「なーに、お父さん」

「お前の望み通り、サワムラ君には別れる様に言っておいたよ・・・」

「ホント。ありがとう。お父さん」

「でも、なんで急に彼と別れたいなんて言い出したんだ?」

「お父さんに紹介して貰った時は、ルックスもマーマーだし良いかなって思ったんだけど、話してもゼンゼン面白くないんだもん・・、タダの科学オタクって感じかな・・」

「そうか・・、離婚歴2回のお前には、いろんな意味でケーケン不足だったって事だな・・」


 ・・・・・・・・・・・


 ルー、ルー、ルー。

 カチャ。

「ケーちゃん、私とサワムラ君のヤリトリは聞いていたね?」

「はい。ありごとうございます」

「それじゃ、約束通り、私の研究に強力してくれるね?」

「大筋では合意しますが、本当の意味でサワムラ君が私のモノになるまで、待ってください・・」

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