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父の話

希夜は娘の沙希とデートという名のお散歩をしている。5歳にしては小柄な沙希を抱っこして歩いている。


沙希はデートのお誘いをした時少し悩んでいたようだが、すぐに「行く!」と言ってくれた。

どこに行きたいか聞いたとき

「パパと一緒にのんびり出来る所」

と答えたのでのんびり散歩することにした。


希夜は歩きながら娘と初めて会った時の事を思い出していた。


4年前、自分が18歳の時だった。

ある日、起きたら自分の腹の上にスースーとかわいらしい寝息を立てている赤子がいた。

多少驚いたが、実は目覚める少し前に夢の中で神を自称する人物と会っていた。

神曰く、目が覚めたら近くに赤子がいる。その子を育てて欲しい。返事は明日聞くと一方的に喋って消えていた。


実を言うとその赤子を見るまでは本当に赤子が居たら断ろうと思っていたのだが、その子を見て背後に雷が落ちる程の衝撃を受けた。その時父親になることを即決した。


つまり、父は一目惚れしたのだ娘の寝顔に。

父の親バカはここから始まった。

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