子供と笑顔
2話の2部です。
声をかけたのは、、、?
声が聞こえてくる。子供の声だ。
『顔を上げてください。こんな所でうずくまっていたら、衣類が汚れてしまいますよ。』
私は、恐る恐る顔を上げた。
そこには、私と同じくらいの年齢の青少年が目の前に座っていた。
『誰、、、ですか?』
思わず口にした。
自分以外の他人を見る事が怖くて、、、、
すると彼は、
『そうですね、その質問にお答えする前に移動しましょう。カフェはお好きですか?』
彼は“笑顔”でそう言った。
正直意味が分からなかった。
なぜ移動しなければならないのか?
なぜカフェが好きかと聞くのか?
と、心で思った瞬間に彼はこう話した。
『この辺で犯罪者が出たので、あなたが被害を受けるといけないので移動したいと考えています。』
『なぜカフェなのかは、、、来ていただければ分かります。』
また“笑顔”でそう話した。
怖い。。。
私の心を読んでいるように返答している。
私を利用しようとしているのかと思い、恐怖の感情が出た。
だけど、怖い半面付いていこうと思った。
根拠は無い。
だけど少しだけ分かる事は、
彼の“笑顔”が、私には、
辛そうで、どこか私と同じような顔に見えた。
、、、気のせいだろうか?
私は、黙って彼の後を付いて行く事にした。。。
何故付いていくのか、自分でも分からずに。。。
次回は、2話の3部です。
付いて行った先には、、、?
お楽しみに。