自転車
踏みしめるごとに景色変わる。踏みしめるほどに風はなびく。踏みしめるほどに俺は進む。いつか夢見てたその先へと。
ペダルを回して走るぼくらに、進むべきルートなんて決まっていなくて、確かにあるのは一つの目的地、見失わぬように目ぇかっ開いて。
心臓高鳴る。呼吸も速まる、スピードあげるほどにダメージをくらう。
太ももがパンパンになろうとも、逆風吹き荒れる悪路でも、それでも行きてぇ場所があるから俺がブレーキを握ることはない。
こいつに跨がったときから、決めていたんだ自分の未来。己のバイブスをエンジンに変えて、いつまでも、いつまでも。