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再生 星屑の身体
バタン、と倒れた。
けれども不思議と痛みはなく、私は思考を巡らせる。
ー何をしていたんだっけ?
「大丈夫か。」
理解する間もなく、声をかけられた気がした。
いや、あれは声じゃない。機械音だ。
だけどたしかに、そう呼ばれた気がして目を向ける。
「どうした。起き上がれないのか?異常でもあったか?」
それはたしかに機械で、そこから聞こえたのは機械音だったはずなのに。
私は脳内で、それを確かに言葉として認識していた。
「なんてことだ、足が故障しているじゃないか。」
そう言われて、足を見る。
自分の足にしてはやけに白い。そして、ピリピリと電気が走っている。
「すまない。やはりあいつに任せたのが間違いだった。私が直そう。」
そう言って、目の前の機械は私を抱き抱えた。
丁寧に外された足を見て、私は自分自身が普通の人間でないことを知る。
なにがどうなっているのか。
わからない。
理解できない。
動揺してもいいこんな状況で、それでも私の心は怖いほど落ち着いていた。
まるで、作り物のように。