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84 図々しくも

 先月、「バレンタインデーは自分のためにある」のようなことを書いたのだが、そんなことを思いつつもチョコを作っていた私……

 しかし、そこは自分。

 自分が食いたいがために作り、おまけであげたくせして、三倍返しを期待する。「そういえば明日さ~」なんて、然り気無さと胡散臭さと図々しさで、ねだるのだ。


 ……と、小説には全く関係ないことなんですがね。ちょっと右手の親指を負傷し、ゲームをするにもコントローラーのボタンが押せなくて舞い戻って来ました、というご挨拶?です。


 それにしても、ホワイトデーでもバレンタインデーの如くお店にはずらりとチョコを並ばせて欲しいと思う。何故、クッキーや飴ばかりなんだ? 近所のお店の話だけども、それじゃあ選択肢がないだろう? 食欲が強い私には、バレンタインデーであんなに美味しそうなチョコを置いていたのに、ホワイトデーでは置いていないのが不満で仕方がない。


 まるで、「シリーズ作品を読んで最初の頃の面白さはどこいったんだ!」感のようだ。又は、「新たな章になったのに同じじゃないか!」みたいな。


 うん、こじつけたんだけどさ。


 でもね、結局、壊してアイテム取って、調合したり物を作ったり、家を建てるためにブロック積み上げ積み上げても、ふと相手に気付かれてしまっては駄目かもしれないと思うんだ。

「ああ、おんなじことしかしてないじゃん。この続きやってもなぁ…」

 新鮮味がない。

 次はどんな敵が出てくるんだろう、どんな人間と仲良くなるんだろう、どんな土地で旅するんだろう、と期待はあるがやること同じ。貰い物も同じじゃ、いずれ飽きるし、しかも第一章、第二章、第三章、「え?まだあんの?」と思わせたら世界救う気持ちは減る。

 大好きなレベル上げはすぐに終わってしまうし、サブイベントらしきものは少なくて、作れるアイテムは代わり映えしない。作れる武器と防具は「またこれか」で、散々独りで旅してきたのに仲間を連れ歩かにゃならんとは……

 ついでに、主人公が死んだときの対応が優しすぎると思うわ。集めてたアイテムはその場にちゃんと置いてあるし、セーブしてなくても一からやり直さなくてもいいし、まず時間経過で自動回復て…あと一発食らったらヤバイ!なに?回復アイテムがない!天井があるせいでワープ出来ない!―― こともない。

 敵と戦うのが目的じゃない、らしいが結構戦う。罠の種類が多いのかと思えば、『アストロノーカ』の方が断然多かったと懐かしい思い出と比べて首を捻る。まず、育てた作物荒らすのは自分くらいしかいない。 家を建てる、道具を作る、家具作る、でもバベル塔には出来ない。油下道を作るのは楽しいが水で埋まると水抜出来るアイテムはがい。穴を全部ブロックで埋めてからまた掘るしかないのだ。

 まあ、敵と戦うのが面倒なときに空中に道を作れるのは便利だね。しかし、マグマにブロックを置いても熱くなることはなくて物足りない。

「やべ!HPがっ!」

「手持ちのブロックがなくて新しいを作れない!」

―― こともないから、ハラハラしない。

 そして、ラスボスは今のところ独りぼっちの戦い。

 独りでも構わないが、あれだけ街を発展させたのに仲間は援護してくれない。そんな設定。街人は薄情で、主人公に苦労させたいのかさせたくないのか、回復アイテムより大事な松明を簡単に作れるのも、どうかと思う。もう少し面倒でもいいと思うのだが……


 と、ゲームの愚痴になってしまいました。汗


 苦労がないと、最初は楽しいが後々つまらないものに成り下がるものですね。


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