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82 なにぃ!雛祭りだとぉ!

 なーんて、私が頭の中で妄想したことに気が付いている方は、同じ仲間やね♪


 女雛と三人官女を外せば、そこはパラダイス!

 身分差、年の差、同僚、多角関係、ハーレム、何でもごされですね。男雛の隣は女雛とは限らんのです。ま、不愉快にさせたら、すんません。


 でもね、こいつの相手は誰にしようかなぁて考えたとき、自分の中ではアリだけど、他人から見たら「それはナイわ」と思われることってあると思うんです。なんで主人公はそんな男が好きなの? 相手キャラに腹立って仕方ないだけど?みたいな。

 人の好みは、またそれぞれなんでどうしようもないですよ。じゃあ、読まなきゃいいんじゃん。見なきゃいいんじゃん。て話。

 私にもBLものではないですが、「なんなんこいつ?」と思うものがありますもの。ちょっと主人公と揉めただけで、自分に好意を持ってるお邪魔虫キャラに寄っていく恋人キャラ。しかも、年齢と社交的地位があるはずの、どうしようもない子供っぽさ。

 いや、それもわかる。恋人の面白くないなって思ってる気持ちもわかるが、唸りたくもある。一言「甘えん坊さんね~」で片付ければ良いのだが、そのモヤモヤ感を後回し後回しされて、読んでるこちらの疲弊感&ストレス。

 けれど、その方の作品が気になって、イライラするに違いないんだとわかっているのに続きを読ませてしまう。いつか主人公は恋人にガツンと言ってくれるんじゃないか、恋人が痛い目みるんじゃないか、お邪魔虫が馬に蹴られてくれるだろうという期待感を忍ばせてくれるんだ。そのさじ加減すげぇなって思うことがある。

 はっきり言って、主人公すら「はっきりしろよ!」と一喝したくなるんだが、その方の見せ方?読ませ方?設定が良いというのか、『終わりよければ全てよし』で納得してしまうから不思議だ。

 そこには、今まで全て完結させてきて、「この人の作品は安全だ」と頭に刷り込まれているからだろう。

 完結の威力は、半端ない――


 と、雛人形を見て思った今日です。


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