80 何かに行き詰まったときに辿り着く…
別のものを書こうっていう衝動。
それまで書いていたものの、そして世界の別の見方もあるんじゃないのか、あったら主人公はどうなるのか、自分はどんな風に書くんだろう的な、楽しさとちょっとした罪悪感と……
完結させてもいないのに新たな連載を書くのは、作者的に(自分的に)はありだけど、読者的にはほんのり嫌。このまま作品は作者のなかで忘れ去られていくんだろうか、次は書かないのか、書いてくれるといいのに…てな感じだよね。飽きちゃったのかなぁ? みたいな。
でも、飽きちゃったわけじゃないんだよね。展開も決まってるんだよね。ただ――
何かに行き詰まったんだよ。
別の書けば何かヒントになるんじゃないかと。「連載ものはまだ早かったかな?」て折れそうになりつつも、何か書けばふと思い付くんじゃないだろうか、なんて。
新しいものを書くとき、「まあ息抜きで」て気持ちは本当はないと思う。だってその世界に対してすら、どうしたら面白いかなとか、あんなキャラ出してみようかなとか、更に更にとかんがえているんだもの。
そして、今まで書いていたものの一文字が浮かぶ。
何か行き詰まった。
一文字も浮かばない。
それだけしか考えないで悶々と、鬱々としているくらいなら、「こんな世界があったら」と新しいものを書いてみるのもいいものかもしれないんだなぁと思った今日この頃でした。
読む分には、完結させてあるってことは大事だけど、完結させたくないって思って書いてる作者さんは少ないはずである。
まあ、『言い訳』て言葉がついてくる気がして、何ともだけど(汗)




