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76 スマフォのすゝめ ~ 毒的意欲の嘆き ~
視力は子供のときから悪い。そのせいか頭痛、肩凝りとも長い付き合いである。だから巷に聞く『スマフォ老眼』なるものが、よくわからん。裸眼だと視界はさっぱりだし、こめかみはこちらのことを気にせずよく唸り、肩には誰か乗っている。だけど――
乱視じゃなかった…
勿論、ゲームもするし、暗がりで漫画を貪り読み、小説もとここで書きたいところだが読まんのが現実。ま、それは置いといて。
目に悪いことはやってきていたが、スマフォの威力が半端ない。眼鏡、コンタクト、「また悪くなったか~」では済まされないのだ。値段が違うもの……
で、この頭痛、肩凝りをほぐすためにストレッチやらヨガやらをやりながら、私は思った。
こんなにしてまで何で書いてんだろう…? もっと違うこと・ものを見なくてはならんのじゃないか? そう、緑とか。でも今は冬。……。
スマフォ。ああ、スマフォスマフォ。
それでも、今日も画面を健気に見つめ、物語を書いている。




