63 腐れかけの私…
いつからだろか… 腐れかけ、いや腐ったのは…
と、思い出して、友達ん家で見たスラムダンクのそれだった。ゴリと桜木、流川と桜木、ゴリとメガネ君とかね、同人誌というものか、あのときは「こんな漫画なんてあるんだ!」という感動の方が大きく、自分はジャンル問わず色んな漫画を読んでいるんだという悦に入ってた。
兄が隠してたエロ漫画も見つけてこっそり読み、彼の守備範囲が結構広いんだなと知ったのもその頃である。ごめんね、兄ちゃん…
さて、うちの兄の性癖云々は置いときまして、漫画のときはそんなにセリフとか気にしないんですが、文章だとどうしても気になるものが出てくるな、と。
その作品の書き方もあるのでしょうが……
『驚愕』
それである。
「あー驚愕した」
……なんで「あーびっくりした」じゃないんだろう? て不思議になるんです。「あー驚いた」とか「あーたまげた」「あービビった」でもいいんじゃなかろうか。
何かの流行りの言葉なのかしら?
けど、あることに驚いて、咄嗟にそんなセリフが出てくるもんなんだろうか。 そうなりゃ、「うおっ!」しか出ないんだけどさ、自分。
『驚愕』という言葉。ハッキリ言うと、よく腐で見るのですよ、なろう(ムーン)以外の個人様のサイトでも。気のせいだったら、ごめんなさい。うん。
と、人様のことを突っ込んでると、勿論自分はどうだろうと思いますよね? 自分の場合は『驚愕』以上にそうなんじゃなかろうかと……
セリフを書くのが怖い。
そんな話。




