55 未知との遭遇
はっきり言ってね、「こいつが綴る言葉はめたくそムカツク!」て読んでいるとき思うことがある。何度読み返しても納得出来ないし、理解できないし、更にはこいつにムカツキ時間を割いていることに腹が立つ。
だから、そういうときはそいつの書いているものを全部読む。読んで読んで読んで―― ふと思うんだ。
「あー、こういう人間もいるんだな」て。
要するに、“未知との遭遇”であったのだと。
なんやかんや批判したり、文句つけたりするのは簡単だと思うんです。だって、自分と違う考えにブーブー(`ε´ ) 撒き散らせばいいだけなんですから。
でも、それで自分の何かになるんかな?
あんなやつがいる、こんなやつがいる、大好きだ~、大嫌いだ~で、確かに良い感情はいいかもしれないけど、考えるとどちらの感情もこわい。
……ちょっと話がずれたな。
ま、どちらの感情でも、なんで嫌いでなんで好きで、なんでこいつの言葉に感情が反応してしまうんだろうって考えると―― 理由がわかる。明確にじゃないときもあるが、「なるほど」て自分の知らないことがわかる。
所詮は、自分を理解するということでしかないんだな、て。
そんで、スッキリすると小説の続きが書けるもんなんだなって着いてくるので、“こいつ”という存在を気にしなくなるのです。だから、自分は感想を書くことが出来ないんだろうなぁて、ついでに気づいた今日この頃。
そんな話でした。




