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46 小話『きゅうりと梢。』プラス愚痴

 お母さんが買ってきた三本198円のきゅうり。「いやね、最近高くて」なんて文句をつけられていたけど、ちゃんと冷蔵庫の野菜室に入っている。

 その一本を、今日、わたしはこっそりと取ってきた。さっと袖に入れて、「どこへ行くの?」という声を振りきって、走って走って―― 夕焼け色の沼。誰もいない。虫だっていない。わたしだけ……


「なぁ」


 て言っても返事なんかない。

 けど、わたしは知っている。ここに誰がいるのかを。誰がこっそり耳を澄ましているのかを。だから、もう一度問いかけて、見えない誰かに言うんだ。


「寒くなってきたな。もう少ししたら、氷も張るし、足りないかもしれないけど…… 元気で」


 わたしは右手にきゅうりを握り締め、放った。格好よく弧は描かなかったけど、ぼちゃん、ときゅうりは沼に沈んでいった。

 きっと、誰かには届いたはず。帰ろうと沼に背を向けたとき、微かに「ありがとう」て聞こえたもの。


∞∞∞∞∞∞



 と、一人称てどんなだろうと思って書いてみただけでした。


 う~ん、書きやすいな~

 三人称なら三人称、一人称なら一人称。三人称主人公寄りなんて中途半端なことしなきゃよかったかな… って悩む今日この頃。


 ちゃんと「これで書いてみよう!」て決めても揺らいでしまうもんなんですね。書き続けるって大変だわ~な愚痴でした。


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