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30 おお! これぞまさしく試行錯誤か?

 途中まで書けて、途中で手が止まる。うん、続かない。


 「折角ここまで書いたのに~」と愚痴る前に、だったらセリフを言う人間をチェンジすればいい。行動をチェンジすればいい。重要なところ―― はまだ全然出てきてないけど、それ以外なら一度みんなに喋らせてみればいいんだ!



 ということで、一番ランクチュア。


「これが、バッフローの肉?」

 ランクチュアは初めて見る肉に腰が引けた。スープに浮かんだそれは、白に黒。形も丸く、まるで目玉のようだった。

「何だ、あんた。バッフローの肉を知らないのかい?」



 二番、メーニャン。


「おお! バッフローの肉じゃないか!」

 メーニャンは嬉々とした声を出して、一つ手を叩いた。彼女はその肉を食べたことがあるのだろう。ランクチュアとは違い、何の抵抗も見せずに大き目の丸い塊を口に入れた。

「これが、肉か…… 目玉にしか見えない」



 結果、どっちでもいけそうな気がする…まあ、目的はメーニャンの故郷の話から、彼女が知ってる竜の情報を主人公に聞かせてやるかな、と。


 それにしても、悩みまくるけれども、楽しい時間でもありますなぁ!


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