14 こさじ、考える
小説を書いてみたいということで、主人公を考える。
まずは性別を決めようか…と悩むもその行動やセリフ、扱いやすのはやはり自分と同じ性別だろう。男でも楽しそうだなと思うけれど、いざ見せ場にしたいところで『女の選択』をしてしまいそうである。
まあ、書いている本人の生活環境や過ごしてきた日々でなんぼでも変わりそうだが、私としては口が悪すぎる以外は恐らく女の行動を取るだろう。ついでにいえば『日本人』が出てくる。しかし、そんなことまで色々考えすぎたら何にも書けなくなりそうなので、女主人公でいくならその子に何をさせるかさっさと決めてしまいたい。そして決めるなら、恋愛話には興味がないので避けたいところ。私は主人公を戦わせたいのだから。
何故に恋愛が嫌か。恋愛に夢がないからだ。
では、主人公が恋愛する暇もなく、戦いに行く状況、世界というのはどんなだろうか? 自分の想像出来る範囲で書き並べると、一番働かざる者食うべからずで愛だの恋だのは二の次。二番追われている。三番生業。
う~ん、一番の女はいつか誰かにコロッと惚れてしまいそうだ。ただ周りに自分を熱心に口説こうとする異性がいないだけのように思えるし、「自分の容姿が~」と恋愛を諦めつつもどこか夢見ているような気もする。まるで『ナイトメア(仮)』改め『悪魔の祈り』のナナイのようで、書いている途中に主人公のことを嫌いになりそうだ。だから却下。
じゃあ、二番の何かに追われている女はどうだろう? ……一体、何で追わせればいいのか…
DV夫か? 警察か? 人をやっちまったのか? それとも敗戦国で命辛々逃げたにも重大な秘密を握っているせいか? その重大な秘密て何なのか?
残念ながら、その秘密を思いつくのに時間がかかりそうなので三番の生業にしておこう。




