表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/49

ファミコン

 

 ファミリーコンピュータ

 昭和後期生まれ以降の人ならば、知らぬ人はほぼいないであろう偉大な発明品です。


 そしてある日、とうとう我が家にもそんなテレビゲームがやってきました。もう大はしゃぎです。


 あれ? でも、ちょっと待って。なんか私の知っているファミコンと違うんだけど……

 ノーマルなファミコンは白と赤のカラーリングです。でも、目の前のそれは臙脂色の長方形。それにキーボードがついてます。


 MSX


 ファミコンじゃないじゃん!!

 知らないよ、クラスの誰も持ってないよ。


 なんて思ってたんですけど、子供って適応能力高いですよね。なんだかんだ結構遊びました。それにこれ、周りに持ってる子いなかったんで、弟の友達なんかには大人気でした。


 そして数年後――

 クリスマスプレゼントとしてファミコン本体とドラクエ3がやってきました。

 でも……これ、本当にファミコン? だって、本体の色が黒なんだけど。あとディスクってなんじゃい。


 ツインファミコンでした。

 なんでうちの親は微妙にずれたものを選んでくるんだろう。いえ、これも楽しみましたけどね。

 マリオ2は結構やりました。ただ、初心者には難しかったです……。クリア? もちろんしてません。できませんでした。ドラクエ3? 不良品だったのか毎日冒険の書が消えていたので、私はロマリアまでしか行ったことありません。弟は根性でクリアしてましたけど。そして彼は最後には生ける攻略本と化し、どこの落とし穴がどこにつながってるとか即答してましたから。子供の吸収力と集中力はすさまじいです。


 結論。うちの親の微妙なチョイスのおかげで色々と楽しませてもらいました。


 

冒険の書が消える時の音楽、あんなもん毎日聞かされたら心だって折れますよ。それにしても、弟1号はよくあれクリアできたな。しつこ……粘り強いってすごい。

ちなみにそんなドラクエ3、私は後にスーファミ版でクリアしました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ