険しい森でのサバイバル生活~狼の次はスライム1
超短いです。なので今日中にはもう1本投稿します。
カミトが寝ぼけてブラックウルフの群れを瞬殺してから1時間後。
カミトは何故か周りを色とりどりなスライム達に囲まれて樹の上に居た。
「……」
『何故、こうなった……』
カミトは心の中で呟く。ここで、少し今までの出来事を振り替えってみよう。
まず、カミトは寝ぼけてブラックウルフの群れを討伐したあと、樹の上に実がなっているのを見つけて樹の上に登る。しかし、そこでブラックウルフを倒す時に暴発した魔法のせいで、魔力切れを起こし気絶する。そして、寝ぼけも覚めた状態で起きてみれば、寝ている間に餌を求めて集まって来た。色とりどりなスライム達に囲まれていた。こうして、現在に至る。
しかし、カミトは寝ぼけていたため、あまり詳しくは覚えてはいない。
『ふむ。確か……魔法で肉を溶かして、ブラックウルフの群れに挑んで……その後が思い出せない……まぁ、どっちにしても黒歴史だが。』
カミトがそんな事を呑気に思い出していると、スライム達が輝き出す。そして、スライム達がその輝いた状態で輝き出す。すると……スライム達は合体した。
「は?……」
カミトは思わず声を漏らす。しかし、その声で合体が止まるわけでもなく、色とりどりなスライム達の合体は続く。そして、あっという間に1体の巨大なスライムになる。また、その色は虹色で発光している。
『これは、スライム……なのか?そうだ、見切り。』
カミトは見切りを使う。
パーフェクトビックスライムLv1
属性:オリジナル以外全て。
『ん?これだけか……一応、俺の見切りレベルは上がって来てる筈なのだが、何故か最初に戻ってる気が……まぁ、今考えても仕方ないだろう。それより、おかしいステータスの方だ。全属性……最初にスライムに会った時から思っていたが、ステータスが高過ぎないか?いや、もう考えるのはやめよう。切りがなさそうだ……』
カミトが現実逃避していると、パーフェクトビックスライムがゆっくりと、カミトの樹に向かって動き出す。
バキバキバキ!!
パーフェクトビックスライムが樹に当たったせいで、樹がバキバキと折れそうになる。
「!?……っ」
カミトは樹が倒れる前に慌てて地面へ跳び降りる。
そして、素早くパーフェクトビックスライムの方を向くと、一瞬間をおき、一言告げる。
「計画実行……」
こうしてカミトとパーフェクトビックスライムの戦いは始まった。
何か、次々と戦闘しているだけで話が全然進んでませんが、このスライム君との戦闘後からやっと森脱出へ向けた(?)サバイバル生活本格的にスタートです。
変更点「作戦開始……」から「計画実行」に変更。