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険しい森でのサバイバル生活~料理編

すみません。かなり日が空いてしまいました。お待たせしました。本編です。



『さて、目標も決まった訳だそろそろ飯にするか。もう辺りも暗くなって来たしな。まぁ飯と言っても簡易的なものになるだろうが……よし、ブラックウルフを食うとするか。』

 カミトはそう考えて近くに置いておいたブラックウルフの前に移動する。

『こうして見ると大きいな……まぁこれだけあれば夕飯と朝食一回分にはなるだろう。よし、まずは皮をはいでしまおう。なかなか暖かそうだし、毛布代わりになりそうだな。』

カミトはそんな事を考えながらブラックウルフの皮を麻痺ナイフではいで行く勿論麻痺ナイフは麻痺効果を発動しないように操作している。そのため今はただのナイフとなっている。

……麻痺ナイフ(ただのナイフ)に使いなれていたおかげで5分ぐらいで剥ぎ取りが終わる。

 カミトは次の作業に入る。

『さて、ここからが本番だな。う~んどんな料理を作ろうか……丸焼き、ブタ焼き……よし、ブタの丸焼きならぬ狼の丸焼きでも作ってみるか。いや、丸焼きにしたら明日の朝食が無くなってしまう。まずは何等分かにしっかり切ってそこから焼くか。それなら明日の分も残せそうだしな。よし、そうしよう。』

 カミトは何の料理にするかを決めて早速作業に取り掛かる。

 麻痺ナイフを使いブラックウルフを5等分にさばいて行く。ちなみにブラックウルフの肉はとても固い。そのため時間がかかる。カミトも例外なくさばくのに時間がかかった。約さばくのに掛かった時間は1時間。

 1時間後。

おかげでブラックウルフは綺麗に5等分されていた。

カミトは次の作業に入る。それは肉を焼く事!と、言いたい所が違う。朝食の分の肉の保存である。今すぐ焼く肉の分はまだ大丈夫だが、次の日食べる肉をそのまま放置するのは衛生的な面でまずい。そのためカミトは先に朝食分の肉を保存するための魔法を創る。

『肉の保存な訳だから凍らせればいいか、凍らせれる。凍らせるイメージ……う~ん凍らせる、凍る、氷、氷!そうだ氷の中に入れればいい。そうすれば衛生的にも安全だろう。イメージは氷に物を閉じこめるイメージでも、ただの氷では無く溶けづらい氷。それと、影属性だから黒い氷。……これで行こう。よし。』

カミトは新作の魔法を発動使う。

「影凍・(えいとう・ひょう)

カミトが呪文を唱えると同時に2/5の肉の前に魔法陣が現れそこから黒い吹雪が肉を襲う……黒い吹雪が止むとそこには……

黒透明の氷があった。中にはブラックウルフの肉が見える。

「よし!」

カミトの口から思わず喜びの声が(こぼ)れる。

 カミトはブラックウルフの黒氷漬けを前から退かし。今晩の飯に集中する。

『さてと、明日の朝食の方の保存は出来た訳だ。これで今晩の料理に集中できる。まぁ集中と言ってもやる事は至極単純なのだがな……まぁいい実行あるのみだ。』

カミトは自分を無理やり納得させ。有言実行ならぬ有考実行をするべく魔法を使う。

「影火・極小燃」

カミトが呪文を唱えおえるとカミトの手の前に小さい黒火が現れる。

カミトはそれを操りブラックウルフの一片の肉に当てる。

ボッ。

すると、一瞬のうちに肉はこんがり肉に変わる。

「……ほう」

カミトは思わず満足気な笑みを浮かべてしまう。

『ほう、ここまで上手く成功するとは……嬉しい誤算だ。やはりイメージは大切だな。よし、この調子であとの2つも終わらせるか』

カミトはさっきと同じく有考実行する。

「影火・極小燃。 影火・極小燃。」

案の定カミトの手の前に2つの小さい黒火が現れ、残りの肉を焼く。勿論さっきと変わずこんがり肉ができる。


そしてこれで料理終了である。



カミトは一応食物と神に感謝する。

「いただきます」

そして、カミトはすぐに肉にかぶりつく。

「……上手い!」

カミトの口から感想が漏れる。ちなみに心の中はもっと凄い事になっているのは言うまでもない。

カミトは肉の美味しさからすぐに肉を食い終わる。

「ご馳走様でした。」


こうして、カミトは異世界初の食事を終えた。

『さて、そろそろ寝るとするか。周りを見張る必要は無さそうだな。まぁ一応警戒はして置いて損はないが、疲れもあるし、今日はゆっくり休もう。それに、本音を言えば今起きてるが辛いきっと歳のせいだろうな。よし、寝るとするか……』

カミトはそう考えると剥ぎ取った皮を取り、体にくるみ横になる。すると、カミトは歳と、疲れのおかげかすぐに眠りについた。



こうしてカミトのサバイバル生活は始まった

やっとサバイバル生活スタートです。次回は再び狩りの予定。


設定:天候(?)の設定です。この異世界は朝、昼、晩が存在し昼は太陽が出て明るく。夜は月が出て薄暗いです。ここは地球と変わりません。

設定:わざわざ念唱をするのはイメージしやすくするためです。

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