ステータスと今後の計画。
遅くなりました。すみません。
・ステータスの魔創物術にレベルを入れました。
・称号を追加しました。
side森の主。
森の最深部。主の間。
今、森の主は森の最深部でハーリーの報告を待っていた。
『なかなか報告が来ない……何もなければ良いが……』
森の主がそんな事を考えていると、【主の加護】の最終能力が発動した知らせが届く。
『……!我の加護のスキル【名誉の捧げ】が発動しただと!?つまりそれはハーリーの死。まさかそこまで強いとは……今一度、力量を量る必要があるな……仕方がない偵察を送ろう。』
森の主は、数秒ハーリーに黙祷を捧げた後すぐに偵察を呼び、カミトの力量を量るように命令した。森の主は命令を終えると
『軽く訓練でもするか』
と思い。周りを囲むあり得ない程大きい大樹の一本へ魔法を放つ。
……ドッカーン!!。あり得ない程大きい大樹は爆発音と共に後方もなく消え去った。森の主は、
『こんな感じか……』
と、光輝く金色の目で何も無くなった空間を見つめた。
sideカミト
森の中層部。魔物払いの結界内。
カミトは今、最初に転生させられた場所に一人、一匹のウルフの死体を持って座っている。何故こうなったかと言えば、ハーリーを倒した(?)後カミトは一旦落ち着いて戦いの反省をする及び、これからについて考えるため転生した場所。恐らく安全と思われるそこに食料となるウルフのモンスターを担いで、隠密を使い来たのだった。
『まずは戦闘の反省だな。……反省点は沢山あるが大きなミスは3つ。
1つ目、ハーリーの力量を見切れていなかった事。実際、もっと落ち着いて冷静相手を観察していれば弱点だって探せただろう。いつもの癖で戦闘に夢中になってしまっていたからな、これは前世と変わらない……。
2つ目。最初から本気で行かなかった事。最初から全力で行けばもっと早く殺れた筈……これは心構えの問題だな。転生しても戦いある所なら何処でも心構えは変わらないな……迅速果断に、しかし何時でも全力。これはこっちの世界でも忘れないようにしよう。
3つ目。これは反省とは異なるが……人狼であるハーリーと森の主についてだな。ハーリーのステータスには【森の主の僕】と言うものがあった。これは一体何なのか、森の主……言葉通りだとすればこの森の主つまり、王様って事か……食物連鎖の王者とかか?……こればかりは分からない。が、多分ハーリーの死ぬ前……いや、後かも知れないがあの光の現象は隠蔽工作の気がする。今後、森の主とやらには気をつけてた方がいいな……
さて、まぁ戦闘の反省はこんなものか……後はとりあえずステータスを見てこれからの目的を決めるか……』
カミトはそう考えてステータスを見る。
翳月 カミト
Age 5
Power 200(100)
Agility1100(1000)
speed 250(100)
MagicPower 2800(2000)
【魔法属性】影属性。毒属性。麻痺属性。
【魔法】影玉。影弾。影弾・貫。影弾・斬。影砲。身体強化・影。身体強化・大影。身体強化・超影。魔力吸収・影。魔力吸収・大影。陰火。大陰火。陰雨雲。入影。入影・ワープ。影装飾。影分身・多。毒針。魔創物術Lv35
【スキル】影特化。翳眼。特別転生者。剣術Lv30。ナイフ術Lv70。体術Lv51(50)。対状態異常Lv10。見切りLv15(10)。銃術Lv80。隠密Lv76(70)
【加護】祝福神の加護。転生神の加護。
【称号】転生者。人狼殺し(ウルフマンバスター)。暗殺の理を知る者。
「……」
カミトは一瞬ステータスの変動に固まった。が、どうにか驚きを抑えてステータスの確認と、目的決めを行う。
『……とりあえず自己解析しよう。
まず、基本的なステータス。パワーや、スピードなどだが……2倍以上に増えているものもある位、凄く増えている。これは嬉しいな。
次……魔法か、まぁ数は増えてて当然か……あれだけ考えたて使ったのだからな。まぁ誤算と言えば、魔創物術か……Lv35。これは嬉しい誤算……だよな?うん。
次はスキル。数個Lvupしてるな。上がったのは……体術、見切り、隠密、か。これも嬉しい限りだな。
最後は称号。新しく増えたのは【狼殺し(ウルフマンバスター)】と、【暗殺者の理を知る者】か。よし、どういうのか確認してみよう。
【狼殺し(ウルフマンバスター)】人狼を倒した者に送られる称号。狼に対しての攻撃補正小。
【暗殺者の理を知る者】暗殺者として最強の領域にいる者に送られる称号。不意討ち成功確率30%倍増。この称号取得後、もう一度暗殺の技を使うと、暗殺者スキルのオリジナルバージョンが手に入る。
こ、これは……称号の説明はほぼ予想通りだが、まさか補正や、スキルが手に入るとは……これも嬉しい効果だ。どうやら今回は利益ばかりで、悪い事はなさそうだな。
さて、ステータスも分かり今の実力もだいたい分かったわけだ。そろそろ今後の事を考えるか………………。う~ん。やはりまずはこの森を脱出して、人族のいる場所へ行きたいな。だか、まだこの森にどれ程までの敵がいるか分からない……だか、絶対にハーリーの主とやらはかなり強いのだろう。そう考えると、やはり今の実力では心細いな。だからまずは、この森で鍛えるか……森の旅立ちは余裕を持って3年後にするか……
よし、この計画で行こう。』
カミトはこうして今後の大体の計画を決定した。
そしてここから、カミトの森での闘いが始まるのだった。
矛盾点ありましたら教えて下さると嬉しいです。
次回、やっとカミトの森でのサバイバル生活開始です!