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捨てたい



外遊びの時間は

遊んでくれないと気付いたのか


玲くんは



私を見なくなった



そして


1人でいる子と

その場限りではあるが

遊ぶようになった



その時点で

私は彼を第一候補から外した





たとえ、私が愛していなくても

私を愛し続けてくれる人でなくては


意味がない



私が愛さないだけで

捨てるような


見返りの愛情などいらない





玲くんを第一候補から外した後も

室内遊びでは一緒に遊んだ



玲くんと遊んでいるときに

他の子が来ても

意地悪をしなくなった


少しずつ玲くんの友達を増やしてあげた



他に候補がいない状態で捨てるのも

もったいないと思い、過ごしていた




彼を見つけたのはそんなときだった


「ひなちゃんどうしたの?ケガしちゃったのかな?」


外遊びの時間に室内に戻ると

隣の組のあみ先生に見つかり、声をかけられた


「ちょっときゅーけい」


玲くんが私なしに他の子と遊んでいるのを見ると

悲しい


思いのほか


彼が好きだったのかもしれない


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