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愛されるヒロイン


「おい、鈴野、いい加減俺の話を聞け。で、もうすぐ玲が」

「俺がどうした」

階段で立ち止まっていた私たちのもとに玲くんがきた

「おいおい、戻ってくるのが早いぞ」

「ひな、部活に行けと言ったはずだ。永井なんかと話すな」

「なんか突っ込みどころが」

「玲くん、みきちゃんになんて言ったの?」

「鈴野、お前もか」

「・・・最近のあいつのおかしさを挙げて、悪口はやめるように言っただけだ」

「はい、うそ。」

「「永井 (くん) うるさい」」

玲くんと言葉がそろった

「・・・だれのおかげで」

「部活に行くぞ、先輩たちに怒られる」

永井くんの話を遮って玲くんが真面目に言うと、永井くんは信じられないものでもみたかのようにこう言った

「お前、まじで先輩を尊敬してるのか」

「・・・永井くん、話が進まない」

さすがに呆れて言う私に

「進む話なんてあるのか?そもそも鈴野は佐野に嫌われることでもしたのか?」

「別にみきちゃんは私を嫌ってないよ。ただ確認したかっただけだよ」

「確認?なんの?」

「私が嫌われ者か」

「なわけないじゃん、小学校のときから」

「この話はこれで終わりだ。部活に行くぞ」

「ちょっ」

背を向けた玲くんに慌てる永井くんを尻目に、問いかける

「玲くん、ヒロインっていると思う?」

立ち止まり振りかえる玲くん

「お姫さまの話か?それなら」

「違うよ、みんなが好きになるヒロイン」

「何の話?まったく話が読めないんだけど」

「・・・いない。そんな誰からも愛されるような人間なんて。いたとしても偽りだ。偽者の薄っぺらい愛情しかもらえないやつだ」

「参考になったよ。ありがとう。部活に行こう。じゃあね、永井くん、また明日」

「はいはい、また明日。・・・俺も幼馴染なんだけど、仲間はずれか」


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