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Nコン!  作者: mofmof
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第15コーラス目「創部!」その1

 「Nコン!」第15話です。


 煌輝真湖きらめき まこは、小学校を卒業したばかりの中学1年生。従兄妹の翔平が果たせなかった、合唱部でNコンの全国大会に出場するという夢を果たすべく、合唱部に入部を希望していた。ところが、合唱部は2年前に廃部になっており、指導する先生もすでに他界していた。

 前途多難の船出にもめげずに、色々障害がありつつも、うつつ先輩の協力もあり、校長先生に条件付きながら、合唱部の創部を認められた。

 仮部員の先輩達と一所懸命練習の末、新入生歓迎会での発表も終わり、なんとか新入部員をゲットしたが、目標には届かなかった。さて、真湖たちはどうするのか?


 皆様の感想などお待ちしております!



<主な登場人物>

煌輝真湖きらめき まこ:本編の主人公

中学1年生。従兄弟のお兄さん(煌輝翔平)に憧れて合唱部員を目指して中学に入学する。なんにでも興味を示す、好奇心旺盛。興味津々、支離滅裂。血液型B型。黒髪長髪ポニーテール。


合歓乃愛琉ねむ のえる

真湖の親友。真湖と一緒に合唱部に入る予定。


紺上灯こんじょう あかり

真湖の幼馴染み。長髪黒髪の美人。帰宅部。


剣藤阿修羅けんどう あしゅら

真湖の幼馴染みで家が隣同士。野球部。


塩利己翔えんりこ しょう

真湖のクラスメート。札幌から引っ越してきた。イタリア人とのハーフ。母子家庭。真湖と一緒に合唱部に入る予定。


現瞳空うつつみく

中学3年生。廃部前の合唱部にいたことがある。真湖に合唱部創部を諦めさせようとしたが、逆に創部に力を貸すことに。


栗花落蒼斗つゆり ひろと

現と同じく元合唱部。現瞳空と付き合っている。


神宮知毅じんぐう ともき

キザな3年生。去年もNコン参加。


如月友夏きさらぎ ともか

外園諒子ほかぞの りょうこ

保家寿ほや さとし

射原 悠斗・悠耶いはら ゆうと・ゆうや

中学2年生。去年、各クラス割り当てで、Nコンに出場している。


小島洋子こじま ようこ

佐々木緑ささき みどり

伊藤玲いとう れい

中島次郎なかじま じろう

田中猛たかな たけし

中学1年生。新歓で入部を決める。


小林一馬こばやし かずま

美馬義人みま よしと

同じく新歓で入部を決める。真湖たちのクラスメート。


吉祥寺きっしょうじ さくら

御前崎愛おまえざき まな

同じく新歓で入部を決める。特別支援学級。

「灯?」

 如月に連れてこられ、扉のところで小さくなっているのは、まぎれもなく灯だった。

「灯、合唱部に入ってくれるの?」

 入学以来何度も入部を断られ続けてきた真湖が大喜びで灯に近づく。

「べ、別に、あんたのために入部するわけじゃないんだからね。如月先輩に、勉強教えてもらう代わりにっていう約束しただけなんだから」

 大喜びに沸く真湖に、灯は目を逸らしながらそう言い放った。なにやら頬がうっすらと紅いのはなんだろうと乃愛琉のえるは思った。多分、あれだけ拒否したのに、結局入部することになった後ろめたさからなのか。相変わらず素直じゃないなとは思う。

「おー。如月先輩やるぅ」

 あれだけ頑なに拒否していた灯を懐柔するとは、と、翔が感心した。

「まぁねー」

 そんな翔にVサインを向ける如月。

「じゃ、じゃあ、10人揃ったってことか! 如月、大金星だよ」

 さっきまでの心配をよそに、栗花落つゆりは万歳して喜んだ。

「じゃあ、早速みんな入部届書いてちょうだい。すぐに職員室に持って行くから!」

 うつつは慌てて、所定の入部届を取り出して、みんなに渡した。櫻とまなの分は櫻の母が記入した。音楽室の大騒ぎが一段落して、皆が氏名の記入に集中していた頃、神宮がふと手を止めた。

「ってことは、合唱部の創部は決まったってことだから、ボクは用済みってことでいいんだよね?」

 そう言うかと思うと、手渡された用紙をそのまま机の上に置いて、鞄を持って立ち上がった。

「神宮先輩、入部しないんですか?」

 驚いた真湖がすぐに立ち上がって神宮の裾を掴んだ。

「だって、ボクはあくまでも助っ人だし、新歓の時だけっていう約束だからね、現くんとは」

「え、そうなんですか?」

 真湖が振り向くと。

「まあ、たしかに、そういう約束だったわね。でも、Nコンの時も手伝ってはくれるんだったわよね?」

「ボクもいろいろと忙しいんでね。約束はできないけど、検討はしてみるよ。現くんのたってのお願いということだったらね」

 と、神宮は現にウインクしたが、現は躱した。

「えー、でも、せっかく一緒に歌ったじゃないですかー。一緒にやりましょうよー」

 神宮の裾をつかんだまま真湖はイヤイヤした。

「女の子を困らせるなんて、なんて、罪な男なんだろうね、ボクは」

 しかし、神宮は動じる様子もなく、そう言い、音楽室の空気を一瞬どんよりさせた。

「神宮先輩入ってくれないと、真湖困っちゃう!」

 しかし、さらにノリを間違えた真湖のせいで、さらに音楽室の空気は淀んだ。

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