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Nコン!  作者: mofmof
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第8コーラス目「発声!」その1

 いつも「Nコン!」をお読みいただきまして、ありがとうございます。

 「Nコン!」第8話です。


 煌輝真湖きらめき まこは、小学校を卒業したばかりの中学1年生。従兄妹の翔平が果たせなかった、合唱部で全国大会に出場するという夢を果たすべく、合唱部に入部を希望していた。ところが、合唱部は2年前に廃部になっており、指導する先生もすでに他界していた。

 前途多難の船出にもめげずに、放送局を占領して、全校放送で合唱部入部希望者を募る。3年生に脅されたり、色々障害がありつつも、うつつ先輩の協力もあり、校長先生に条件付きながら、合唱部の創部を認められた。さあ、頑張るぞ!

 ところが……?


 皆様の感想などお待ちしております!



<主な登場人物>

煌輝真湖きらめき まこ:本編の主人公

中学1年生。従兄弟のお兄さん(煌輝翔平)に憧れて合唱部員を目指して中学に入学する。なんにでも興味を示す、好奇心旺盛。興味津々、支離滅裂。血液型B型。黒髪長髪ポニーテール。


合歓乃愛琉ねむ のえる

真湖の親友。真湖と一緒に合唱部に入る予定。


紺上灯こんじょう あかり

真湖の幼馴染み。長髪黒髪の美人。帰宅部。


剣藤阿修羅けんどう あしゅら

真湖の幼馴染みで家が隣同士。野球部。


塩利己翔えんりこ しょう

真湖のクラスメート。札幌から引っ越してきた。イタリア人とのハーフ。母子家庭。真湖と一緒に合唱部に入る予定。


現瞳空うつつみく

中学3年生。廃部前の合唱部にいたことがある。真湖に合唱部創部を諦めさせようとしたが、逆に創部に力を貸すことに。


栗花落蒼斗つゆり ひろと

現と同じく元合唱部。現瞳空と付き合っている。


如月友夏きさらぎ ともか

外園諒子ほかぞの りょうこ

保家寿ほや さとし

射原 悠斗・悠耶いはら ゆうと・ゆうや

中学2年生。去年、各クラス割り当てで、Nコンに出場している。


英美佐恵はなぶさ みさえ

1年3組、真湖の担任。国語教師。28歳。独身。彼氏募集。


煌輝翔平きらめき しょうへい

真湖の従兄弟で、大学1年生。札幌の大学(北大)へ進学。真湖に合唱部を薦めた張本人。

「失礼します」

 校長室内から現の声が聞こえ、話し合いが終わった雰囲気を感じて、阿修羅達は扉からすっと離れた。その頃には、話を聞きつけてきたらしい、如月きさらぎ保家ほやの2名が加わり、校長室の前はやじ馬の人だかりになっていた。二人は乃愛琉から簡単に事情を聞いて、どんな話になるのか興味を持ったので、話し合いが終わるまで一緒にいることにしていた。どうやら、現からは二人は何か聞いているようだと乃愛琉は感じていた。

 扉が開いて、中から現、栗花落、真湖の順に出てきて、3人揃って再度一礼してから扉を閉めた。

「おい、真湖、どうなったよ?」

「先輩、どうでした?」

 阿修羅と如月が同時に口を開いた。

 真湖と現が同時にVサインを送った。

「マジに、合唱部できんの?」

「すごいですね!」

 廊下はいきなりのヤンヤヤンヤの大騒ぎになった。

「ちょっと、ここ、廊下だから、とりあえず、音楽室入って」

 現と栗花落が先導して、皆を音楽室に押し込んだ。とりあえず、全員が音楽室に収まってから、現が順番に今校長室で話したことを皆に伝えた。

「『暫定合唱部』ですか?」

 聞き慣れない響きに数名が疑問符を投げかけたが、とりあえず、第一歩が踏み出せたと、ほぼ皆は喜んでくれた。

「よかったな、真湖。じゃあ、俺は部活行くから、この辺で」

「あ、剣藤くん、山咲くんにもよろしく伝えておいてね」

 現がそう阿修羅に申し伝えると、阿修羅は『うっす』と野球部式に返事をした。それに着いていくかのように、灯も音楽室を辞しようとした。

「灯ちゃん、ありがとうね!」

「別にわたしは何も……」

 手を振る真湖に、灯は照れるような顔で阿修羅の影に入って、そのまま教室を出た。

「さてと。とりあえず、暫定の部長はどうしようかしらね?」

 現が栗花落の方をチラリと見る。

「瞳空でいいべ」

 さらに栗花落が目で如月と保家に同意を求めた。

「現先輩にお願いします!」

 もちろん、真湖と乃愛琉にも依存があるわけもない。

「じゃあ、早速明日から練習始めるわね。ところで、1年生諸君」

 真湖、乃愛琉、翔にビシっと、指を向けて、

「君たちは、小学校で合唱どれくらいやってきたの?」

 と、問いただす。真湖たち3人はお互いを見合わせてから、

「音楽の時間と、校内のコンクールだけです」

 と、真湖が答えると、乃愛琉と翔もただ、それに頷くだけだった。

「それだけ?」

 まさか。と、現は再確認。

「それだけです」

 ケロっと返す真湖に現は頭を抱えた。栗花落も少し目を丸くする。

「じゃあ、全くの素人って訳じゃない。それでよく、全国大会とか言えたものね」

「あたし、頑張ります!」

 元気に返事する真湖に、若干途方に暮れた。

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