表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Nコン!  作者: mofmof
11/98

第2コーラス目「募集!」その4

新連載「Nコン!」第二話目です。続けてお読みいただきまして、ありがとうございます。


 煌輝真湖きらめき まこは、小学校を卒業したばかりの中学1年生。従兄妹の翔平が果たせなかった、合唱部で全国大会に出場するという夢を果たすべく、合唱部に入部を希望していた。ところが、合唱部は2年前に廃部になっており、指導する先生もすでに他界していた。

 前途多難の船出にもめげずに、放送局をハイジャックして、全校放送で合唱部入部希望者を募るのだが……。


皆様の感想などお待ちしております!

「な! な、何バカな事言ってんだ、お前ぇ! ん、んな……んなわけないじゃん」

 阿修羅は驚きすぎて、コケそうになった。後ろの席の乃愛琉は目を見開いて驚いた。中1男子でこんなにおマセな男の子がいるのかと。さすが札幌。さすがハーフ。

「おっと、気をつけてよ。そう? なんか良い感じに見えたんだけどね。違うならいいか」

「お前が、驚かすからだべ。……いいかって、何がだよ?」

煌輝きらめきさんって、可愛いよね。ボク、立候補しようかなと思って」

「立候補って……? 合唱部に入るってことか?」

「うん、それも含めてね」

 そう言って、翔は阿修羅に手を振って真湖の座る窓際に向かった。

「はーい、ごめんよー。通してー」

 真湖に群がる男子をかき分け、翔は真湖の前に出た。

「煌輝さん、合唱部入ってもいいかな?」

 真湖は目をぱちくりさせた。さっきまで群がってくる男子は、真湖の奇行には興味は示しても、合唱部のことにはとんと触れてこなかったのだ。

「もちろん! 誰でも歓迎だよ!」

 真湖は立ち上がって、翔の手をとる。廊下側では、阿修羅がさっきのままの姿勢で二人の話に耳を傾けていた。同じく心配そうに見つめる乃愛琉。

「合唱部入部希望、第一号だね!」

 翔は真湖に握られた手に力を込めた。

「その代わりさ……」

 翔はその手をブンブン振りながら、大きな笑顔で続けた。


「俺と付き合ってよ!」


 一瞬、真湖の取り巻きが沈黙した。そして、皆一同に、真湖の方を注目する。


「うん、いいよ!」


 阿修羅がイスから転げ落ちた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ