表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
荷馬車の中で・・・  作者: 麻香
第二章 憤怒と慈悲と
15/19

Ⅷ 教会の記録


×月×日 20時



夜の教会に長髪が揺れる。背にしたステンドガラスが陰を濃くする。


「何日ぶりかしら、元気だった?」


「また、姉さんは付いてきたのか?」


「失礼ね、兄さんが先に着いたからって……」



「考えることは同じでしょ?性別以外、遺伝学的に(もと)は一緒なんだから」


「成長過程と環境で脳の出来は変わる」


「じゃあ、一緒じゃない。だったら別に付いてきている訳じゃないでしょ?」


ストーカーの趣味はないわ、と付け足すと陰はコートを翻しながらふわりと静かに降りる。



「で、わざわざ会いに来るなんて姉さんらしくないじゃないか」


「まぁ思うところあってね、面白い話持ってきたんだけど聞く?」





×月×日 0時



「結局、こうなったのね。兄さんらしいわ。どうする?また一人でいくの?」


「どうせ姉さんと同じ所に着くんだろ?」


「そうね、私たちは無意識に並列化されてるから」


「それだったら何で僕達だけなんだ?」


「別に私たちだけって訳じゃないわよ?」



「僕達これからどうするの?」


「私達これからどこいくの?」



「ほら、ね?」


「私たちが司令塔(オリジナル)になったみたいだね」


「となると、僕たちが二人で並列化されてて、その総合した意識を弟妹達が並列化してるんだろうね」


「私もそう思うわ」




「また、会いましょ」


「そうだな、今度は×××××××………」




二章無事閉幕致しました。

何か駄文でごめんなさい。投稿遅れて申し訳ありません。

次章ご期待下さい。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ