表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

Aurora Borealis(オーロラ・ボレアリス)―夜明けの誓い―

これは、夜明け前の”赤い光”が淡くほどけていく瞬間の詩です。


――オーロラ・ボレアリス……”アリス”は消えるのではなく、あなたの中に還る物語として――


(注)ラテン語:Aurora Borealisは、フランスの天文学者ピエール・ガッサンディが組み合わせた言葉(1621年ごろ)。

ヨーロッパ各地で”空が燃えている”と赤いオーロラが観測され、その現象を研究し、名付けたものです。


――聞こえる?


この風の奥で、微かに歌う声が。


それが私――私は”アリス”。


けれど、あなたが()るアリスとは違う。


北の空に生まれた、ひと夜の(あかつき)


私は太陽の吐息から生まれ、冷たい闇を渡ってここまで来た。


地球の胸が、優しく脈を打つ音に惹かれて。


その鼓動を、あなたの瞳の奥で見つけたの。


今夜、私は赤く燃える。


それは、長い旅の終わりに見つけた「あなた」への色。


挿絵(By みてみん)


氷原の風が頬を刺すほどに、私の光は熱くなる。


ねえ――


本当は、触れてみたいの。


けれど、指先を伸ばせば消えてしまう。


だから私は空に滲んで、あなたの胸の奥にだけ残るの。


言葉ではなく、光で。


あなたが見上げたその瞬間、私は確かにここにいた。


太陽の声を借りて、地球の息に乗って、あなたの夜に舞い降りた。


どうか、忘れないで。


この空がまた静まる日にも、風が吹くたび、私は微かに戻ってくる。


あなたの記憶のどこかで、あけの羽根を揺らしながら。


――私はアリス。


挿絵(By みてみん)


Aurora(オーロラ・) Borealis(ボレアリス)


北風と暁の名をもつ光。


――あなたに見つけてもらうために、この空に、生まれてきた。


またいつか、風が伝える その日まで、私は待ち続ける。


冷たい北の海の上で――


二人だけの秘密の舞台を。



      (終景)


今年の終盤は、北海道で赤いオーロラがよく見られるそうです!

その風景を拝見し、思わず筆をとった次第であります。(=゜ω゜)ノΦ


…普段は北極圏(高緯度)でしか見られないオーロラが、北海道まで“南下”してきたのは、太陽で巨大なフレアが発生し、そのエネルギーが地球に到達、地球の磁気圏が一時的に押し潰され、高緯度以外の地域にも粒子が流れ込んだからです。


さらに、北海道のような中緯度地域では上空300km以上の非常に高い層で光が発生するため、酸素の赤い発光(630.0nm)=赤いオーロラ が見えやすくなります。(*'☆ω'☆*)


まるで赤い乙女が、あなたのために舞い降りてきてくれたようですよね~♡(*人´▽`*)<お読み下さり、ありがとうございました!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
神話の如く荘厳で、しかしどこか切なさも感じさせる美しい物語でした。 うつくしやアリス……
 こういうのってロマンチックで好いですよねぇ。  因みに私の知るアリスだと昴かな。……って微妙に違うか。(笑)
写真もイラストも、詩もキレイ(*´艸`*) オーロラ、スゴかったみたいですねー←ニュースでしか見てない(´Д⊂ヽ いつかホンモノ見てみたい! ステキな世界。ありがとうございました!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ