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霧の島で世界を護った英雄たちは、敗戦と共に忘れられた〜名もなき誇りは、誰が継ぐのか〜

作者:K2
かつて、人類は存亡を懸けてエルフとの大戦を戦った。
だがその結末は、神のような戦略級魔法によって二つの大都市を消されるという惨敗だった。
民族そのものが消滅しかけた人類は「光盟(こうめい)」と呼ばれる降伏条約を結び、武を捨てる道を選ぶ。

本国は敗北を理由に外地の拠点を見捨て、辺境の守霧島も補給を打ち切られる。
それでも政導審官ツラギは言った。
「ノルド帝国とは不可侵条約を結んでいる。我々に敵意はない」
……彼は同盟国を完全に信じ切っていた。

だが、彼らの“信頼”は甘すぎた。
ノルド帝国はすでに霊脈資源を狙い、侵攻の準備を始めていたのである。

そんな中、ただ一人真実を見抜いていた男がいた。
非魔導の老将、ジェネラル・オルデン。
本国の支援が絶たれた中でも、彼は密かにかつての英雄たち――
魔導戦導師イケナ、騎士団長セイラン、霊巫女ヒメカらを召集し、守霧島の防衛を開始する。

だが、その戦いは本国によって“なかったこと”にされ、
戦況で勝っていたにもかかわらず、ツラギの命令で停戦を強いられる。
その戦いの名は記録に残されず、英雄たちの功績は抹消された。

──これは、歴史に刻まれなかったもう一つの“終戦”の物語。
誇りを胸に、誰にも称えられることのなかった者たちの、最後の戦い。
砲声、島を渡る
2025/08/01 20:15
空より来たる刃
2025/08/01 20:21
記されぬ勝者
2025/08/01 20:33
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