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12話 ハプニング? 健全?

ここから日常モリモリ、真面目も少しずつ入れていきます


※7月29日にて、最終部の会話と文を修正、加筆しています。

最終の「聞く」という動作は無くなっており、次話は別の話となります。次話でも注意喚起はしておきます(変更に伴い、話が焼き直しになりましたが)

 気になっていたんだが、実は火だったり水だったりはどうやって補充して使用しているのか。素朴な疑問だ、クラン長の会話の時に地図を見せてもらったが、この近くには少し大きな湖程度の物しかなく。とても王都全域の水を補える量ではなかった。

 輸入輸出の関係であっても十数年規模では、その時の他国情勢も含めたら焼け石に水だろう。そういえば、動物とかは変異しなけばいるらしいし……あぁもう! 知りたいけどこういうのって本だよな。本ってここの屋敷あるよな……無かったらどうしよう。


 食事が終わって各自解散して俺は頭を悩ませながらウロウロ。よし、困ったら教えてシーナさん! 今何をしているか分からないけど、とりあえず気になるままではモヤモヤするので探す。



 ということで調理場で食器を洗っていた、シーナを見つけてその辺の事情はどうなのかと、思い至りシーナに聞いてみる。

 声を掛けようと近づくが、よくよく考えてみる。直接、水とか火ってどうなの? ていうと首をかしげられそうだ。何かこの夜の睡眠前の手持ち無沙汰な時間……手近なネタはうむ、そういえばシエラやヒメノがお風呂がどうとか言っていたな。


「お風呂ですか?」


「そう、この時間って普段入る物です……よね? シャワーだったり湯船など使えたりしますか?」


「シャワー? というのはありませんが、湯船などは問題なく使用出来ますよ。そういえば、シエラやヒメノ様も同じ様な事聞かれましたね。どういう物なんでしょうか」


 そういえばシャワーなんて物ある訳無いか、いやある世界はあるだろうがそれはそれで気になる……。シャンプーなども存在する訳無さそうなので身体洗うのも石鹸とかになるのだろうか。王政とか抜きにしても、単純な技術の差が見えるなぁここら辺の事情なんて余計に。


「皆さんシャワー? というものを口にするので、聞いた事も無い言葉なので気になります。メイド仕事の関係上たまに話す同業者の方に聞いても、貴族様達のお屋敷でその様な物は聞いたことありませんし、皆さん私が知らない言葉一杯知ってるんですね」

 蛇口……の様な物は洗う時に使っていたし、何処まであって無いんだろう。


「……私も詳しい内容知らないから答えられないの。ごめんなさい」


 上手く正確に説明出来るわけが無く、あれって割と穴周りが特殊加工されてなかったっけ? どうでもいいか。分かる範囲のにわか知識だけ答えてもしょうがない。そういう発想の技術というか知識の違いが気になる正確なのか大っぴらに騒がないものの目を輝かせるシーナ。

 こういう所、元居た世界とのギャップを感じるなぁ。

 話しながらも作業しているシーナはそそくさと終わらせて、こちらに声をかけてきた。


「あ、ヒイラギ様お風呂で思い出しました。そろそろ入ることが出来るので先に入りますか?」


「えっと、そうですね……昨日なんだかんだ入れなかったし順番とか無いだろうから、私は先に入らせてもらうね」


「そうでしたら折角ですし、私もご一緒しますね」

 …え?


 ヤバイ、いやヤバく無い。いやヤバいだろ! 元、という部分だけど男だぞ。それに本当の性別が言いづらい! いや、ちょろっと確認したけど身体的には胸もそこそこあるし女デスヨ? しかし、中身は歳という少し過ぎた男ですから。間違いなんて起こす気は無い。いや何を起こすんだよ。

 軽くテンパってる自覚はある。だからって一緒に入るのはハードル高すぎるだろ!

 本当の事も言えないし、断る事も出来ないし、心の何処かでラッキーと思った俺が今少しだけ憎い。俺、もう女だけど。


「え、いや。その…」


「もしかしてご迷惑でしたか?」


「そうではなくて、えっと…問題無いです」



 人というのは断れなかった場合、その責任を持たなきゃならない。by俺

 現実逃避も甚しいが、事の顛末を聞くと100%お前が悪い。なんて声が聞こえてくるだろう。しかし、それ以前に物が何処にあって、何をどの様に使用するなど未知数の俺には丁度いいのかもしれない。だってそうだろう。シエラに聞くか? 教えてくれそうだけど罪悪感が凄い、ヒメノに聞いたら十中八九昼間の様に白い眼で見られる。それじゃあクリシックだ! と思ったら性別的アカン、元の性別はあってるんだけどなぁ。

 後悔は先に立たず、とりあえず冷静さを保つんだ。


「ヒイラギ様って何処か、貴族の様な立ち振る舞いや凛々しさの様なものを感じるのですが。何処かの令嬢か何かだったのでしょうか?」


「ひゃい!? そうでも、ないですよ? 普通の生活をしていて、不自由無いくらい、ですし」


 変な声でた。緊張で途切れ途切れになってしまうが、言葉が出てきて良かった。お風呂に付けられた鏡から自分の体とシーナの体が写る様は落ち着かない。てか普通ってなんだよ。

 もう少しこの身体に慣れてからにしようと、いやしたい訳ではなくて、お風呂っていうのは基本的に1人で入るもので…!

 こう言ってはなんだけど、シーナも大人って感じするよな。割と肌綺麗だし、家事洗濯料理全部出来るもんな。メイドだし。と思っていたら急に凝視してる自分がいて。


「ど、どうしましたかヒイラギ様!? なんか顔が先程から赤いですが」


「い、いえ大丈夫。あまりこうして人と一緒に入るのは初めてで…」


「それならそうと言って下さいよ! もう、ヒイラギ様しっかりしてくだい」


 あ、割と穏やかな口調がでた。今日はずっと敬語だったし仕事上しょうがないとは思うんだけど、そういう素が出た方がいいと思う。そういうのって疲れるからな、よく知ってる。

 シーナは家族がいるだろうけど、昨日から居るとしたらこの屋敷にずっと居ても良いのだろうか。仕事的にはずっとお世話というか身の周りの家事全般をする事だろうけど。それでも帰る必要はあるんじゃないか。


 なんとか緊張も抜けたし、冷静さも戻ってきた。慣れてしまえば、思ったよりも普通だ。いや慣れても困るけど、うん? 慣れたほうが良いのか? まぁいいか。

 10人は入れそうな石の湯船に2人で浸かってると無言になってしまう。とりあえず、一般的話題の家族の事を聞いてみよう。


「そういえば、3人とも初対面な感じでも無いし。昨日からこの屋敷に来ている様だけどシーナは家族はどうしているの? あ、言いづらかったらごめんなさい」


「えっと、はい。弟が1人、両親が居ます」

 幸いにも、あの騒動で死者は出なかった様だ。デリカシー無かったな、家族事情はともかくあんな事があれば死んだ人も多かったから下手をすれば地雷を踏んでた。


「良かった、今一瞬本当に踏んでは行けない地雷踏んだのかと思った」


 ほっと胸を撫で下ろすが、ちらっと横顔を見ると何処か彼女は浮かない表情だ。なんか家族ぐるみで面倒な事があるのかもしれないな。

 こういう事情ってのは、どの世界も共通かもしれないな。俺も家族ぐるみで色々あった時期もあったし、ここはシーナから口を開くまではそっとしておいてあげよう。


 そこからまた少しの間の沈黙。

 気まずい、待つ間といってはなんだけど彼女はなぜ俺達の世話係することになったのだろうか。王様と一悶着あったというそれが原因だろうか。


「やっぱりヒイラギ様は何処か、変な所ありますね」


「え!? いきなりどうしたの?」


「秘密です」


 何それすごい気になる。先程の暗いは消えて笑顔で笑うシーナ。そんな彼女は少し疲れてる様にも見えたが、それでも精一杯の笑顔なんじゃないか。気になる所ではあるが、そこは今じゃなくていい。

 と、変な空気がなんとか消えて静かな時間の流れに身を任せていると。シエラやヒメノの声が脱衣所の所から聞こえてくる。

 え!? えぇ……。

 なんで示し合わせたかの様にみんな来るの? 色々警戒してよ。今の姿の俺が言うのもなんだけど。あ、飯の後にそんな事言ってた気もするけどまだだったのか。


「あれ、シエラとヒメノ様の声が聞こえますね」


「うん、大丈夫……生きた心地がしないけど」

 主にヒメノに対して


「シエラ様は本当に元気で、何処に居ても分かるくらい明るい子ですね」


 シーナの表情は優しい、お姉ちゃんだからかもしれないな。まぁ朝もそんな感じの事俺もした気がするけども。

 一緒に浸かっている自身の身体をマジマジと見ていると、本当に女の子なんだなと自覚する。

 胸はそこそこデカいし、白肌でモチモチしてる。髪も茶髪のロングヘア…なんて言うんだっけ? ツヤツヤしてるし、男の俺としては卒倒ですよ。でも何故か不思議、緊張はしても興奮とは違うんだよな。体がこっちに引っ張られてるのかそういった感情は起きない。


「あ、リーダー! リーダーもお風呂?」

「…え!? リーダー…その、なんでいるの?」


「ヒメノ様は駄目でしたか? 私が誘ったんですが」


「…うっ、そう。リーダー後でお話、聞かせてもらえる?」


 ヒメノの圧が怖い。元男なのを知らせたのはヒメノだけなので2人は首を傾げているが、後が怖い。

 背筋が凍るのを肌で感じながらも、取り敢えずのぼせない内に退散することにする。

 あの2人の身体も綺麗だったな…って俺は何を考えている。


 少し肌触りが良いタオルで身体を拭いていると、一緒に入っていたシーナがあがって話しかけてきた。タオルという名称なのだろうか、この世界だと。


「ヒイラギ様は皆様と入るのは嫌いですか?」


「まだちょっと、ね」


「そうですか…」


 割と今日だけでも仲が良いのは分かるだろうから、疑問に思われてるかもしれない。

 そう言えば結局の所。聞こうと思っていた事が全然聞けなかったな、それどころの話では無かったし……俺が。これも明日に回すかな、今日は色々あって疲れた。情報も整理したいし……紙あるかな、紙媒体で書き残しをして行きたい。

 桶だったり、床のタイルは存在する。ついでに脱衣所や扉の作りも細部は違えど、ほぼほぼ俺達の世界と変わらない事が多かったな。シャワーが無いから、桶にお湯を溜めて体を流すとか少し古い時代を感じる。

次は7月30日、金!

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