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プロローグ

週1更新となり、今回のみ2話目も更新致します。

「おーい、今回のレイドどうなった?」


「うーん、結果が出て見ないと分からないけど、上の方じゃない?」


「リーダー、ちょっと心配しすぎじゃない? 今回は元々1位狙いだし、その為だって色々出るもん出してぶっ倒れながらやったんだから」


「…それだけ聞くと妙に生々しく聞こえるからやめてくれない?」


 4人で集まっては今回のイベントの話を、適当にだべりながら進める。

 1人は堅いの良い男キャラ、クリシックと言う名前の盾役

 後は女性キャラの2人、刀の近接攻撃役はシエラと魔法の遠隔攻撃役のヒメノ

 俺は女性キャラでヒイラギって名前にしてある。


 ここはゲーム世界で、リアル事情なんて詳しくは知らないがシエラとヒメノはリアルで交流しているらしいし。

 クリシックは大型ギルドの元メンバー同士で2人と知り合ったらしい。

 俺はというと、ちょっと面白そうな紹介文の募集に参加したら出会ったというだけ、今はなんだかんだでこのメンバーで落ち着いている。何故か何時もリーダーと言われて柄じゃないと思っているが。



 ドラゴン・クライシス・オンライン略してDCO


 毎年恒例のランキング祭は10万人以上もの人が集まる割と有名なオンラインゲームだ。

 しかし、最近はバグ? らしいが上位陣が謎の失踪するというちょっと怖い出来事が起きている。

 なんでも、その上位陣は記録上からもリアルの本人情報自体が消えてしまうらしい。ゲーム会社も関与は否定してるし、だからと言ってこのゲームで限って起こっているという訳ではないらしい。


 そこで、俺含め4人が立ち上がった……というのは建前で面白そうだから、と俺まで巻き込まれた。

 反対に反対したが、今回ランキングに上がりそうな上位陣と連絡する程仲でも無いし、確実に起こる保証も無い。

 俺らのパーティーは現20位程度、頑張って頑張れば10位以内にギリギリという所。抜けられて、新しく人を入れても上位まで行かないだろう。というのを全員からしつこく言われて折れたのが今の現状。

 1つ条件を出して、後の出来事に備えると了解を得たので渋々。


「それで? リーダーこれからどうするの?」


「発表は午後過ぎだって話だし、そろそろじゃないか? それまで喋っていればくるだろ」


 モニターの時計を見ても、去年もこの時間だった。だからそろそろという所。


「うん? ねぇなんかアナウンス流れて来たんだけど」


「あれ、俺らの名前が書かれてないか?」


 こんなアナウンスは初めてみた。去年は流れて無かったし、周りのプレイヤーも騒いでる様子もない。

 これが失踪の原因か? いやただのアナウンスだろ。考え過ぎも悪いしな。


『クリシック様、シエラ様、ヒメノ様、ヒイラギ様

 私達の世界をお救いください

 今、私達の国が滅びかけています』


 そしてゲームとは関係無い、モニターに一文。そこには『はい』の一言だけ、拒否権など無いと訴え掛けられていた。

 しかし、チャットは出来るのかシエラとクリシックの2人は、ワクワクしながら話をしてる。


「ねぇ、もしかしてこれ例のやつじゃ無い? やろうやろう」


「軽すぎだろ、クリも何か言ってやってくれ」


「いいんじゃないか? どうせこのままじゃパソコン使えないし。何かあっても困らないしな」


 楽観的過ぎ! シエラはあれから無言だし、期待出来るはず。


「楽しそう……」


 ダメだった……。行けばいいんでしょ、行けば。


「分かった、全員良いんだな。何が起こったってもう知らないからな」


「「「問題なし」」」


 そうして俺達は『はい』のボタンを押した。


 頭の中がスッと軽くなり、異常な眠気と共に俺は意識を手放した。

 皆には言わなかった、少し違う世界に憧れていた自分と一緒に。

次もお楽しみに

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