あなたがあつい
あの時、どうすれば良いのかわたしには解らなかった
ゆーちゃんは凄いね!
そんな風に褒められる。
とても誇らしくその言葉を受け入れる。
だけど
段々とその言葉は
逃れたいものを思い出すキーワード
苦しくなってきて
もう聞きたくなかった
逃れたい
つまんない
楽しかったのに
あなたといるのが
とても気が進まなくなった
好きだ。あなたといると楽しい
けれどあなたから離れると途端に襲う
いやだ逃げたい
ただその感情をもて余して
周りには何でもない風に装って
でも今の状況が嫌で嫌で
お願い。少し距離をおかせて
けれど、離れる決心もつかず
ずるずるとあなたが嫌いになるまで
あなたが悪いわけでもないのに
長引かせてしまった
変化が周りの反応が
何より自分のナニかを失うような感覚に
臆病にも恐れて
結局もっと苦しめた
さよなら。ばいばい
何て言葉を残せるほど
綺麗な別れ方を出来なかった
今思う
あなたが好きだったと
どんな風な顔をして
言えば良いか分からないけど
あの時はどうしたらいいか分からなかった
あなたとわたしの折り合いがつかずに
そこが嫌になっただけなのに
どう対処するかを知らなくて
あなたのせいにして
勝手に疎ましく思って遠ざけて
そんな散乱した言い訳を心の中でする
あなたへのあつい想いは忘れてしまったけど
あの
全身が
人間であるのだと訴えるような
衝動
あついあつい
あの熱が
あったことを
私は幼かったわたしの話だと
笑いながら話すのだと思う
これを読んで何を思ったのでしょうか。
それを想像するのもワクワクします。