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Project_YUO 錆びついた世界の話  作者: Mr Information
1/7

Act 0

 全てのモノリス(ベースプログラム)が揃った。


『創造』はアリアスが持ってきてくれた。

『破壊』はかの戦いで回収され、

『運命』は快く協力してくれた。

『感情』はフェルミウスが"アレ"から奪ってきたらしい。

『消去』は大抵隣にいた。

『力』と

『物質』はまたも仲良くやって来た。

『時』と

『空間』。私に災厄を伝えた張本人。

『分岐』達は少し元気が無い。

『真実』も同じく。

『定義』。たぶん初対面。

『記憶』と

『確率』は、言うまでもなく私、アイン。

 …。

 実はもう1つあるけどそれは世界そのものであり、隔離はできない。それに、この計画のためにも、最後まで世界そのものであってもらわないといけない。


 視界、いや、思考に『0』がちらついた。もう時間がない。世界(ユオ)が耐えている間に、作業を終わらせなければならない。


 14枚のモノリス(ベースプログラム)が私の後ろで円を描き回っている。これらが揃ってから、世界(ユオ)の全てが見通せるようになった。私が、私ではないような感じ。事実、今の私はこの世界のほとんどであり、神。少し悲しい。


 座標0,0,0,0,0にてウィンドウを開き、この世界で私だけが持つコマンド、『記憶(セーブ)』をアクティブにする。瞬間、私を、モノリス(ベースプログラム)を媒体として、世界の全てが刻まれてゆく…




 直後、世界の全てが崩壊した。


 0に染まる思考の中、最後の希望の姿を想う。

(任せたよ、フロウ…!)

















 ! Programs Error !

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