表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/34

最終話 橋本シンヤ(だけ)は勘違いしない

最終話はちょっと長め(7000字)です。

校門を駆け抜けた時、俺の頰には涙が伝っていた。


なにかんがえてるんだよ、俺は?


本当は泣きたかっただろう葵が涙を我慢して、俺が泣くなんてどうかしてる。そんな資格ないってのに。


憎らしいほどの晴天の下、俺はまるで『後悔や迷い』に後ろから追いかけられているように感じられて、それを振り払う気持ちで駅に向かって必死に駆けていった。


行き先は関西だ。

まずは品川駅に向かって新幹線に乗らないといけないな。




氷結姫をどこかで捕まえて絶対話をするんだ。


俺は新幹線に乗って、車窓の外にみえる富士山を見ながら気を引き締めるのだった。




「うわぁ〜、マジか?キーウィってこんなに可愛かったんだ?これ、一日中でも見ていられるぞ。なんだよ、この可愛い生き物は?」

俺はガラスケースに張り付いてキーウィという鳥に夢中だった。キウイフルーツの語源になったオーストラリアの愛らしい鳥だ。


確か見れるのは日本でここだけなんだよな。


心斎橋付近にうちの学校の生徒は居る時間だったが、

どうやら昼過ぎまでは何班かに分かれての行動らしく、先輩の班までわからない俺は次の予定の清水寺まで時間を潰すしかなかったのだ。


だから、通天閣近くの動物園に寄り道をした。

そう。あの動物園には日本でここにしかいない貴重な鳥、キーウィが居るのだ。



そして、もう1時間はキーウィのガラスケースの前にいてキーウィを愛でている。


「お母さん、ちょっとあのお兄ちゃん、3時間前にもあそこでキーウィ見てたよね?」


「シッ、ジロジロ見ちゃいけません。」

そんなやり取りが耳に入ってきたところで俺は我に返った。


あれ?俺はこんなにも長時間、何をしてたんだ?

そろそろマズイだろう。


特に次の予定は清水寺だからな。

その後は宿に戻る予定だから、その後だと完全に潜入ミッションになり、難易度が跳ね上がってしまうのだ。



電車を乗り継いでなんとか予定通りに清水寺に着いた。後は先輩を見つけるだけだ。


……?うそだろ?


氷結姫は欄干から身を乗り出さんばかりに景色を見つめている。というよりは清水寺から身を投げようとしているように見えた。



俺は無我夢中で氷結姫の所までダッシュして助けようとした…が、彼女は身をひるがえし違う方向に向かってしまう。


一方、ダッシュで勢いのついた俺はそのまま清水寺から飛び降り、、、る前に左側頭部に衝撃を受けて右側に吹っ飛んで行った。


「ぐえっ、なにするんだよ?殺す気か?」



「あれぇ?命の恩人にそんな口きくの?あのまま行ってたら今頃真っ逆様だったんだけど」

その声に反応するとスポーツ先輩が満足そうな笑みをたたえていた。


俺の命が救えてうれしいとか、俺に先輩面出来て嬉しいとかそういう笑みじゃない。

きっと、飛び蹴りが予想外に綺麗に決まって大満足なんだろう。


「イテテテッ、、あざーす。と一応言っておきます。でも、今はあまり時間がありません。神埼先輩をお借りできないでしょうか?」

俺はそう言って氷結姫と2人きりになろうとゆっくりと彼女に近づく。


しかし氷結姫はビクッと身体を揺らし、次の瞬間には踵を返して逃げだしていた。


「えっ」

俺は驚いて足を止めてしまった。


もしかして、また彼女を傷つけると思われたのか?

いや、仕方ないよな。

全部俺が悪いんだ。

ただ、それすらも誤解かもしれないのだけど。


俺はもう彼女とキッチリ話し合う以外に手がないことも知っている。


それに告白するのは自分の為だけじゃない。


『先輩の告白はちゃんと俺の心に響いたし、先輩みたいに素敵な人にそんなこと言われたらやっぱり嬉しかった』と言うんだ。


ただ、俺がコミュ症で変な奴だっただけで、『先輩は愛されるべき人』なんだって伝えたい。


ひどい誤解をしていたんだしフられるかもしれない。

いや、そう思うことさえも彼女の『好き』を疑う卑劣な行為なのかもしれないけど。


それに、葵にあんな事しておいて引き下がる訳にもいかないってのも正直言ってあるんだよな。



俺がフられる結果になったとしても、、、

ここで諦めたら、どんな顔して葵と会えばいいかわからないんだよ。



俺は全速力で氷結姫を追いかけると、彼女が清水寺から出て土産物屋街に入っていく。


そのタイミングでようやく彼女はまだ俺が追いかけていると気付かず、ほぼ歩いている状況となった。


差をつめるチャンスだ。

というか、結構体力が限界に近い。


しかし、彼女までの距離が後5mといったところで彼女と目が合った。


彼女は一瞬目を見開いて、その後、、、、逃げた。


ちぃ〜〜っくしょ〜っ、メタル系並みに逃げるのが上手いじゃないか。

もう、体力が無いってのに。


「待ってください先輩。ほんと誤解です。俺は先輩と話し合いたいんで、とまって、、、グフッ」

俺が悪者にでも見えたのか知らない男にタックルされると、俺は仰向けに転ばされてしまった。


立ち上がろうと周りをみると、男達に囲まれている。


「さっきから見てたぜ。嫌がる美少女を追いかけ回して、男の風上にも置かない奴だな。ちょっと美少女さん見てますか?この好青年、丸輪太郎がストーカーを成敗しますからね。いや、別に危ない所を助けられて惚れても構いませんよ。いやーっ、困ったなぁ。よしっ、かかれ。」

彼が手を振って合図すると俺は数人のむさ苦しい男達に拘束されてしまった。


恐らく同い年か少し上程度の年齢なのだろうが、身体つきを見ると恐らく格闘技でもやっているんだろう。


全く拘束が解ける気がしないし、ストーカーという誤解もとける気がしない。


「助けて〜っ、先輩。」

俺はそう叫ぶが、返事はない。

このままでは俺はただのしかばねになってしまうかもしれない。


そう覚悟した時、目の前に美少女が息を弾ませ現れた。


「はぁ、はぁ、‥帰ろ」


それは紛れもなく、学校1の美少女である神埼刹那先輩だった。





先輩のお陰で、囲んでいた男達からは解放された。


何故か『俺が先輩を嫌っている』とかいう話になったので俺は『とにかく話を聞いてほしい』と説得して近くの広場のベンチに先輩を座らせる。


そして、自販機でオレンジュースを買って氷結姫に渡しながら俺は話し始めた。何しろ時間がないからな。


「先輩。話を聞いていただけませんか?終わった後はたくさん質問してください。お互いすれ違いが多かったので確認しながらでもいいですよ。」

そう言って、散弾銃のこと。俺の家を知っていたので不審に思っていたことを話すと彼女は丁寧に教えてくれた。


やはり、早起きして頑張ってお弁当を作ってきてくれたみたいだ。だから、俺は頭をいっぱいに下げて謝罪した上で、次は必ず食べる約束をした。


家については、マリたんに教えてもらったらしい。

しかし、マリたんが何故俺の家を知っていたかについては心当たりがないらしい。


もしかしたら氷結姫のあずかり知らぬところで、氷結姫の親族が氷結姫の交際相手の身辺調査をしていたのかもしれないな。


まぁ、まだ付き合ってはいないのだが。


あと、何故かネトゲの話が氷結姫の話とすり替わっていたのにはビックリした。それで俺に嫌われてると思ってたのか?


しかも、『ねとげって何ですか?』と言われたのはかなり参ったよ。説明ってそこから始めないといけないなんてな。




「俺からも質問いいですか?

俺と昔に会っているそうですが。」

俺の話が終わった後、次は前から気になっていた事を質問した。


「そうですね。私が5年生の時、シンヤ君が4年生の時。確かに私たちは会って、私は歌と自分自身を誇る気持ちをシンヤ君に貰ったんです。歌を教えてくれたり、私の銀髪を褒めてくれたのですが覚えていますか?」

俺にそう尋ねる目には星が散っているのが見えるんじゃないかと思えるほど期待に満ち満ちた目をしていた。


しかし、


「こんな綺麗な銀髪の美少女と会ってたら覚えてそうなんだけど、全然覚えがない。勘違いとかじゃないの?本当に俺なのか?」

俺には銀髪美少女に会った記憶はない。


昔会った黒髪美少女なら、苦手なことをひたむきに努力して克服しようとする姿勢に確かに惹かれていただろうし、恋心を抱いていたと思うが



「間違いありませ…あれ?……でも?考え違いをしてました。私はあの時確かに黒髪でした。では、私の銀髪を褒めてくれたのは………あっ、お母様の銀髪」

どうやら彼女が黒髪美少女だったようだ。


まさからあの時から俺をズーッと好きだったなんて。

結構…いや、かなり嬉しかった。

自分の顔が熱を帯びてくる。


「あっ、黒髪美少女が先輩だったのか?お母さんが銀髪で、それを俺が褒めたんだな?」

妙にエピソードが似ているとは思ったが。



しかし、今度は氷結母の銀髪を褒めた覚えがない。


覚えているのは風で捲れ上がった氷結母のスカートの中が見えたことくらいだ。



「『こんな綺麗なの初めて見た』そう言ったの。」

氷結姫のそのセリフで全ての点が線で繋がった。



そして、俺は背中にいゃあな汗をかきはじめた。



氷結母のパンツが鮮やかな蛍光オレンジ色だったので思わず呟いてしまった記憶があるが……これ、真実を話すとマズイよな?


まぁ、当時はあんまり性の知識とかないし、女の子を意識もしてなかったので、『純粋に蛍光オレンジ色のパンツが綺麗』だと感じただけなのだけど。


綺麗な思い出に泥を塗るというか、『綺麗な思い出そのものが泥だった。』みたいな…


4年の時の自分を殴ってやりたいが、その為にはまずはタイムマシンを開発しないといけないし。


「シンヤ…君?どうしたの?」

俺が急に黙り込んだせいだろう。

氷結姫は窺うような様子で俺に話しかける。


「いや、タイムマ…違う、タイム…そう。時間がなくなってきたな。そろそろ移動だぞ。次は宿へ行く予定になってますよね。また、修学旅行から帰ったら話し合いましょうか?」

さすがにタイムアップだ。

続きはCM…修学旅行から帰った後だ。


「私はお腹が急に痛くなりました。そうです。アタマも痛いです。きっと40度の熱があります。凛、、早退しますので先生に伝えて頂けないでしょうか?ここからは迎えを呼びますので1人で大丈夫です。」

見え透いたウソをついて修学旅行をボイコット宣言した氷結姫の目は輝いていた。



「しょうがないなぁ、今度来月堂のクリームぜんざいご馳走してよ。」

どうやら近くで様子を見てくれていたらしい、スポーツさんはそう言って去って行った。

なんかスポーツさんも相当過保護だよな。



そして、氷結姫がスマホをイジり、それが終わるとこちらに顔を上げて俺を指差す。


『こら、人を指差したりしちゃいけませんって習わなかった?』と言いたいところだったが、彼女が指差したのは俺の後方。


振り返ると、車がこちらに近づいてきて目の前で止まる。そして、運転手が車から降りてきて


「お嬢様、お迎えにあがりました。」

と言って恭しく礼をした。


えっと…近くで待機してたの?

まるで忍びだな。


まぁ、ともあれこのまま家まで送って行ってくれるようだ。



車に乗り込むと早速氷結姫との会話を再開した。



「あの、私の髪の毛はお母様の髪の毛によく似てるから、自分の髪が褒められたように感じてしまったんだと思います。ホントに恥ずかしいです。」

氷結姫はそう言って頰を染める。


さくら色に染まったその顔はいつもよりずいぶん幼く見えてなんだか可愛かった。


しかし、本当に恥ずかしいのは氷結母のパンツを見た感想をその娘に聞かれてしまった俺だと思う。



「そう言えば、なんで黒髪だったの?ちゃんと銀髪なら再会したときにすぐに同一人物と気づけたのに」

俺は素朴な疑問を口にした。


「それはですね。嫌いだったんです。「えっ、俺のことが?それで俺に見つかりたくなくて銀髪に戻したの?」

俺は思わず話を途中から奪ってしまった。


「ふふふっ、シンヤ君は相変わらず私には思いつかないユニークな発想をしますね。嫌いな訳ないじゃないですか。シンヤ君のこと大好きです。」

氷結姫はそう言って心底嬉しそうに微笑んだので、俺の鼓動は大きく跳ねた。


は、反則だろ?

その笑顔は。



ちょっと落ち着け、俺。

そうだ、


「銀髪がイヤだったの?」

俺は黒髪だった理由をたずねた。



「ほらっ、私の髪って皆んなと全然違いますよね?それで、髪のことで皆んなによくからかわれてたんです。それが当時の私にはイジメられているように感じられたんです。だから自分の髪が嫌いになってしまい、黒髪に染めました。でも、そんなことしてしまった自分が許せなくて。許せなくて、自分自身が嫌いになってしまったんです。」


「ぁぁ、それで髪を褒められて…」

あぁ、やはり真実は絶対にいえなくなってしまった。


「そうです。全てシンヤ君 のお陰なんですよ。」

そんなに笑顔で言われると胸が痛いんだが。


「いや、先輩が外野の声に負けず誇り高く居られるようになったのは、やはり先輩の素養だとおもいますよ。だから、俺なんて何もしてないも同然です。」

そうだ。俺の発言なんて忘れてしまってくれ。

その方がお互いの為だと思う。



「フフフッ。」

氷結姫はいきなり笑い出した。

どうしたんだ?頭のネジでも一本外れたのか?


「えっ…と、、何がおかしいの?」



「昔のシンヤ君なら『そうだ、俺のおかげだな』なんて言ってしまいそうでしたので。」

確かに昔の俺は謙虚さのカケラもない男だった。



「そっか?」



「そうです。」

氷結姫は満足そうにうんうん頷いている。


俺は何となく照れ臭くなり、喉も渇いていないのに鞄からペットボトルのお茶を取り出してラッパ飲みする。


「好きです。私と結婚して下さい。」

しかし、そのタイミングで氷結姫から求婚される。


「ゴホッ、ブハァ〜〜〜〜」


驚いた俺はマーライオンのように盛大にお茶を吹き出した。


プロの棋士は100手とか1000手先まで読んでいる時聞いたことがあるが、俺は氷結姫のこの手は全く読めなかった。



「ごめんなさいごめんなさい、運転手さんごめんなさい。」

高そうな車を汚してしまった俺は運転手さんに平謝りする。すると、笑うと目尻にシワがよる優しそうな彼は笑って許してくれた。


お茶くらいなら、頑張れば綺麗に落とせるらしい。


しかし、なんて答えればいいんだこの求婚は?


中学の時の葵の告白をスルー。みたいな事はもう二度としたくないが…結婚なんていきなり流石に受けられないだろ。


「ごめん、気持ちは嬉しいけど「あっ、、、シンヤ君、私とお付き合いして下さい」

俺が断っている途中で氷結姫は言い直したので、俺は安心して


「ああ、それなら喜んで」

と言ってしまった自分自身に驚いた。


というか、あれだ。


氷結姫が使ったのは『ドア、イン、ザ、フェイス、テクニック』だろ?


交渉する時に初めに無理難題の条件をだす。断られる。そして、取り下げた後に最初に出した条件よりも難易度の低い案でお願いをするテクニックだ。


最初の無理難題を断ったことによる罪悪感を利用した、中々狡猾なテクニックで、主にセールスなんかに使う技法だ?


俺がお小遣いを前借りするときなんかに、よく使っていた技法でもある。


彼女と屋上で会った時点なら氷結姫がそんな小細工をする人間だと本気で信じたかもしれない。


しかし、彼女を知った今ではそんな高等な心理テクニックを氷結姫が使ったとは絶対に思えない。どちらかというと天然を拗らせた結果こうなったんだろうと思えた。


だから、俺は確かめることにした。

「先輩、最初、なんで結婚しようって言ったんですか?」


「『お付き合いして下さい。』と言うつもりだったんですが、言い間違えてしまいました。でも、シンヤ君が付き合ってくれました。夢みたいです」

氷結姫はシュンとしたかと思うと、今度はキラキラした笑みを浮かべて俺に抱きつく。


トクン、トクンと氷結姫の鼓動と自分の鼓動が混じり合う。少しも不快ではなく、初めから同じリズムを刻んでいたかのように安らぎすら感じてしまっていた。



「先輩は臆病なのにいつもひたむきに頑張っていて。

俺はそんな先輩が大好きです。本当はそれを言うためだけにここまで先輩を追いかけてきたんです。先輩に先に言われてしまいましたが、俺とズッと一緒にいて下さい。」

それで、俺はやっとその言葉を口にすることができた。


「それって‥本当ですか?これって夢‥です?」

氷結姫が落ち着きなくソワソワというよりキョドっている。そんな姿も可愛いのだから始末に負えない。


「夢じゃないです。ほら、気持ちいい。」

俺はそう言って、氷結姫のほっぺたをプニプニする。


「く、くすぐったいです。」

氷結姫は少し身をよじらせながら俺から離れた。



そして、氷結姫は俺を見つめて爆弾を落とした。



「あの、、、式場に一緒に来てくれますよね?私にどんな服装で出て欲しいですか?シンヤ君はタキシード‥いえ、スーツがいいと思います」

しかし、そんなこと言われても、俺はもう勘違いなんかしたりしない。



そう、自分の中に答えなんて1nmも存在してはいないのだから。



「式場って誰かの結婚式に俺も出るんですか?」

俺は刹那の真意を確かめる。


「従兄弟の結婚式ですよ。合コンの時にコトハが話してくれましたよね?一緒に来てくれますか?」

すると、やはり予想外の返事が返ってきた。

それにしても、氷結姫の上目遣いでのおねだりは破壊力が抜群だ。


それに、俺はまったく覚えていなかったが、彼女はかなり記憶力がいいらしい。


ちなみに23話の【萌える水上】に書いてあるとか作者が言うのだが俺には何のことだかサッパリわからなかった。



「いや、先輩の恋人として出席するとしてもそんなもの仕立てる金は無いし、制服で行くからな。というか俺は行かない。終わった後、デートしてくれるなら一緒に行ってあげてもいいけど。」

俺は安心して軽口を叩くと、刹那は幸せそうな微笑みを浮かべて俺を見つめるのだった。





おしまい

やっと、最終話です。


応援していただいた皆さんのお陰で生まれて初めて物語を完結させることができました。


本当にありがとうございました。


まぁ、これに懲りて、恋愛モノはもう書かないとおもいます。私には荷が重いです。

とりあえずダーツを終わらせてから、また書きたいものを書くとおもいます。


その前に完結後の批判が怖くて、既にお腹が痛いんですけどね。


あと1話、その後の2人をエピローグで書こうかどうか悩み中です。結婚式の話ですが、ちょっと蛇足かな?って思ったりしますので。


他に何か要望があれば書いてみたいですが、皆さんが何を求めて最後まで読んでくれたのかさっぱりわかりませんので希望が有ればお教え願います。


とにかく、本当に応援ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ