強制バトルという名の休憩時間
祝! とある方から一話目の最低合格ラインを突破したため、四話の書き直しをします。2018 4 6
これで、また、降り出しに戻り読者様が理解不能の話にしないようにがんばります。
お優しい方はご指摘をどうぞ!
頑張ります。読者の方がほぼ無だとはおもいますが(;´д`)
昼休みになったところだよ。
いつもは、こうだ。
『いや~お腹すいたな。ご飯にするぞ!』
「うるさいよ、エア子さん。あんたは食事できないだろ。体がないんだから」
『気持ちだけでも味わおうとしたくてな。さみしいこと言う奴だな、お前は』
エア子さんにご飯を出したこともあります。結局、心霊にお供え物している感じで終わってしまったけどね。エア子さんは生きてます。
とりあえず、いつもの食事の席へと向かう。どこに存在しているかわからないエア子さんつれてね。
いつもブドさんとその友達2人で昼食をしている。ちゃっかり存在不明なエア子さんも加わっているけどね。で、これはブドさんが僕一人で ぽつりとご飯を食べているのを気づかってくれてのことだ。未だに他の二人の人物と仲良くできることができない。
それなのに誘われる。断る理由もないから一緒に食事。有難いとは思うけど……正直、居心地が悪い。
だって、そうでしょう! べつに仲良くないんだから。
ブドさんの友達は当然女子でというのはきめつけだが、女子である。
つまり女子3人+謎の女の子と男1人のグループです。で、男一人のハーレムと思うのは考え違いだといいたい。
態度で気を使うことをしない僕だけど、心はひたすら磨耗する。
別段モテたり仲が良いからでもない。ボッチに対しての同情からだよ。
友達との食事は普通は同性同士でやると僕は思い込んでいる。やるって言い方だと腐った言い方なのでお食事する。
あるいは、男子グループと女子グループとの仲間内で楽しくお昼をとるものだと思う。僕は気詰まりが過ぎて鬱になる。
そもそも、1年は一緒にいるグループなのにブドさん以外の子は直視していない為、顔をよく覚えてない。いや、本当はわかるんだけどね。
***ここ注意! ***
僕はね、盲目で蒙昧なる罪深き獣なのだ。この例えは僕は馬鹿ですという意味。それを理解してもらいたい。
……。
などと自分でわけわからない比喩をするのただ一つだ。
こんな馬鹿なことを考えて自己設定しなければその場の精神を凌ぐことができない。がんばれ、僕。負けるな、僕。
ブドさんの友達一人はω(OMEGA)と名づけている。実名は忘れたよ。
1年間もこうして昼食に混ざっているけど、ブドさん以外にまともに人を直視できないので、正直に言って口元しか覚えていない……。口元が顔文字のωなる動物っぽいところがあり、そう心なかでωと呼称している。
もう一人は先ほどのタヌキさん、口調が『なのじゃ、なのじゃ』のロリババァ言語で喋る人。
何処か古風で昔話でも出そうな気がする。
愛嬌あるが表現するにはどことなく猫というよりかはタヌキ。リアルのタヌキではなく二次元ぽいタヌキ。で読者の皆さん可愛いタヌキを想像してください。うん、僕はいい加減。
ま、本当は可愛い女の子なんだけどね。と、思うけどね。
この人は礼儀を重んじ、話しかけられるし、返せば、しっかり面を向けろとしつけるという、第二のエア子さんみたいで世話焼きなところがあり、苦手である。
あと、チビであるのが僕と匹敵する。まだ僕は成長できる年ではあるはずだよ。背を抜かされてたまるかと何故か敵愾心を持ってしまう。
美人だが珍獣にも感じる二名と打ち解けられない。どうしたものかな?
だけど、このふたりは僕にしたら他人だ。ゲームでいえばNPCだ。しかし、強制イベントキャラなので困る。ゲームってなんで安易に人と喋れえるの?
『本当に呆れるねぇ……満は。女の子とお喋りできないなんてグズだね~』
そんな言葉に屈したりはしない。傷ついたけど。
そんな、グズに革命が! 自力じゃないけど。
1人ひっそりと食事をとることができる大義ができたのだ。
これを『ボッチは一人にして革命』と呼ぶことにする。ボッチだから広まらないけどね。
時間は遡る。
「お前の借りた美術の教科書、又貸ししたわ」
「は?」
二時限目終了の休み時間にまたもや、我? 我そりゃ? が来た。奴と呼ぶ程度の扱いでいい。で、毎度、毎度やってくるので正直気持ち悪いなと思った。
「我空、お前は酷いな」
ブドさんが代わりに責めてくれるので僕は黙っている。そして、彼女の麗しい(見た目は)言動を見るのを堪能するのである。
が。
「満、お前もなんか言えって」
やっぱり? 困るけど、大して腹もたたないし関わるのが面倒だから喋りたくない。
「ひ、酷いな~」
ブドさんに応えて一応には頑張る。無駄だけどね。
「満の発する語気の弱さが駄目すぎて酷いな」
ブドさんが処置なしと言わんばかりに頭をかかえる。
そんな中、わとかいう奴は勝手に話を進行する。
「訳があってよ。1年も美術の教科書が同じだろ?」
「そうだったかな?」
まあ、教科書というより資料集みたいな物だけど。こんなものはまず気になるのが裸婦画だよね? 僕だけじゃないよね?
「いや、俺は音楽を選択科目にしているからわからん」
「1年も同じなんだよ。で、聞け。1年の知り合いが無くして困っていたから可哀想だから貸してやったんだよ」
1年と勉学でコンタクトしているのか。行動するな~こいつ。
「僕の物なのに……」
と、抵抗する素振りはする。すぐ諦めるとブドさんとエア子さんに何をいわれるかわからない。
「いや、待てよ。我空に知己はいない。学校内の常識だ」
まぁ、奴が皆に嫌われているのは僕でも知っている。だから、だれでも相手をするブドさんと気が弱くて与し易い僕をターゲットにして絡んでいるのだ。
「クソが! テメエ死にてぇか! 温厚な俺でも兵隊つれて襲うぜ! 夜陰に乗じてお前を好きなように料理してやれるんだぜ?」
コイツの悪態台詞が微妙、日常の台詞を勉強しなさいって。兄さんの脅しなんかは『総合格闘技の勉強でもするか?』で終わる。実際にやることもあるので正直に怖い。
コイツ、単に嫌われ者じゃなくて実は反応しづらくて皆が避けているのではと思うんだけど。
頑張りなよ、皆のディスパインズド我なんとか君。
僕の場合はディスされる以前の存在だから棚の上。いや、棚の下か。そんな言葉ないけど。だから、頑張らない。
「へ……兵隊か……発想が古いな~お前。そもそも、お前には仲間がいないんだから単独だろうが」
わ? 我空。うん、ちゃんと言えた。奴は激昂しながら当たり散らして椅子を蹴る。
周りがしらけた目付きでいるのに気づいていない。やめて欲しいよ。
そもそも、わが? 我空のクラスは、奴がいない時に会話が本題になるそうだ。言ったけ?
奴には迂闊に遊び等に誘わないのだ。こいつも、また、一匹のボッチなんだろうが自覚なしだろう。カテゴリーが僕と一緒で嫌だな。
また、一匹のボッチて言葉が変! いや、世界中でボッチでいる人はマイノリティーくらいにはにいるでしょ? 少数と捉えるよりかは少数派でいいよ。ボッチであることに派閥する一人の人間。意味わからん。
つまりはボッチになってしまったのではなくてボッチになったのだよ。世界が僕を捨てたのではなく、僕が世界を捨てたのだよ。
だから、このクラスにいる僕の存在意義はなし。捨てた人間に構う人間は馬鹿かお人好しだ。
……ブドさんは抜かしてね。
などと自分の世界に浸っている間に事は進んでいる。ギャーギャー騒ぐ、わが、なんとかって奴にブドさんは落ち着かせようとしている。
「お前な~静かにしろって。我空がそんなに意地の悪いことをしなければ俺達は友達になっているんだぜ? な! 満」
ブドさんが僕の肩を叩く。触ってくれるのは正直デュフフ(笑)でうれしい。
我空に対しては悪ぶっているのだから可哀想だと思わない。ハッキリ言って……。どうでもいい。
しかし、重要なことはね……。
「え? 僕も友達にはいっているの?」
僕は我空を拒絶するけどね。―――――リジェクト 我空セルフ―――――だ! 我空自信を拒絶する!
ごめん、たまに好きなアーティストと曲のタイトルをネタに変換してつかいます。ディスパインズド(軽蔑された)もそう。じゃ、我空は悪役としてカッコよくリスペクトした! わけがない。
さておき、僕の心情を察してか、ブドさんが、あのな~乗ってこいって表情する。
で、わ、わ? 我がイライラしながら煽り立てる。しかし、僕の人の名前を覚えられないのも度が過ぎるな。
感慨にふけながらどうしようもないことを考え脱線している僕。我に注目しないから奴はキレているようだ。
「聞けよ、オラ! 暗くて気持ちの悪いノロマな奴! 男女の変わり者! テメエらに相手をしてやっているんだぜ! ああ? 立場が上にいるのは俺の方なんだよ。媚びて俺の言うことを聞けよ」
なにそれ? 的確。だけど、我空と同じ土俵にいるつもりはこっちもない。
「お前が一番変わり者だけどな。それも、重度だ。そもそも俺ははぐれ者は嫌いじゃない」
ブドさんのそういうところが好きだけどやっぱり普通に憧れるよな。僕は普通じゃないから……。
贔屓はするけど僕とブドさんには上下関係的なスクールカーストは存在しない。どちらにしろ、僕には相手がいない。あまり他人に媚びたり威張ったりしないのだ。
✩✩真の平和主義者がボッチ★★
なのに、こいつときたら、対等な相手を造らない。上目線で他人を支配でもする気か? 能力不足だろ? 奴のたいしたことがない噂はよく聞く。
盗み聞きだけど。
俺ははぐれ者は嫌いじゃない。ブドさんの素敵な言葉。伝わるかな?
「俺は崇高なんだよ。間違えるな!」
我空がどうしようとブドさんは落ち着いたままでいる。
悪意も怒気もない。スキもなく気だけは充実しているかの様に感じた。あれだ、木彫りの鶏だ。意味は調べてみて。うん、答えはスキがなく内に闘志を秘めているとかかな。僕の解釈。
「ちっ、そもそも真西には用がないんだ。満、テメエの教科書は1年の梨園杏って女が預かっている」
は? 誰ですか?
これは何か? ミッションなのかクエストというべきかなのかな。ゲームで強制的にイベントでぺちゃくちゃと物語を言うノープレイキャラクターみたいに……。
僕は思う。こいつはNPCですか?
面倒事を……。具体的になにが面倒なのかというとまた貸ししている人間に尋ねろということ。ボッチはゲームはやっても現実には行動を起こさないの!
で、こいつは何と戦っているんだか解らない。なんというか見えない敵と戦っている感じがする。
エア子さんと戦っているんじゃないよ。エア子さんも見えないからな~。ややこしい。
己の見えない悩みに負けたくない想いでもあるのかな。それでいて、人にぶつける。ブドさんが無理なら僕かよ。しかも、直接対決ではなく、依頼っぽいことを僕に投げつける。何これ?
「か、返してもらいに行ってきてよ……」
僕は勇気を振り絞って要求する。
「ヤなこった。テメエで行け」
奴はなんだか嬉しそうに返してくる。気持ち悪い。
『なんだか面白くなってきたな』
静観していたと思いきやエア子さんが割って入る。
「なんでだよ~、エア子さん」
静粛していれば良かったのに。面倒な事を言ってくるに決まっている。
『なんだか満をお使いさせるようでな。いいな、それは良いと思ったのさ』
お使いか……。よく、考えたら1年の教室に行くのもメンタル的にやりたくない。通路に迷って一年の棟に行くことはあるけどね……。怖い、人間が怖い。下級生でも、なめられそうで怖い。
「ふむ」
ブドさんも考え込む。物凄く真剣だ。僕の為に考えてのことだろうが、人を育てようとする気持ちが余計だ。やたらと僕を不安にさせる。僕を鍛えるとかいった類を考えているのだろうが、やめてください。
「まさに毒をもって毒を制する、だな」
「どういうこと?」
毒って何者に当てはめているの? 僕だよね。
「なんでもない。満、行ってこいよ。昼休みにでも」
「嫌だよ」
ブドさんは不敵に笑っている。押し負けるにきまっている。
「行かなきゃ、絶交な」
酷い、酷すぎる。僕は問い返す。
「なんで?」
「確かに梨園っていう子は持っているんだ。我空も少しは働く奴だな」
何か掛け替えのない物でもあるニュアンスに聞こえるよ。大事なのは心みたいな。
り? なんとかって女の子にたどり着く道程に困難でもあるのかな? 大袈裟では……。でも、出来の悪い僕ならではの試練だな。やるとは言ってないけど。
「は? 俺は……別に……何かしたのか?」
言い出しっぺがわかっていない様子なんだけど。
やっぱり適当なことを言っていじって遊ぼうとしているだけだろ? これ。ブドさんがそれを逆利用している。なんだか辛いな。
「俺の名はうろ覚えで、1年たっても未だに俺の友達、仙洞と新亜になれないお前だからな。他人と接触して慣れさせるいい薬だよ」
やっぱり。つうか、バレバレか。気づいていたとは思ったけどね。僕はωさんとタヌキさんに遠慮していたから。仕方ないんだけど。
「暗くなるなって、たまには、女子グループと昼食しない時間ができただろ?」
案じてくれたのだろう。どっちがキツイのかわからないけどね。さっさと用件すませて、久々に一人で昼食しにカッコイイスポットでも探すかな。まあ、それは楽しみだけどね。
一年の時に最初はそうしていたけど、僕が来客室とはしらずにそこで飯をくった騒動をおこしていた。
問題児にならないように監視の意味でブドさん達と一緒に食事でもあるんだよね。
自分で言うのもアレだけど。ちなみにωさんもちょっと騒ぎをおこす人らしい。でも、ブドさん、タヌキさん、ωさんの仲はいいんだよ。僕という不純物を抜かしてね。
話は戻る。結局、何用で行くのかわかりにくい。(まあ、教科書返してもらいに? わ? 我空の嘘だと思うのに……)あやふやな用事で、り、何とかって子に会いに行くのがしんどい。
『満、梨園杏って子だぞ! 覚えたかい?』
覚えたくない! 行動そのものを忘却したい。忘れっぽい僕ならできる!
「エア子さんも、何かの機材通じて聞こえているだろ? 満をよろしく誘導してくれな!」
『よし、きた!』
お互いに会話ができないのに意気投合しているよ。何これ?
そんな訳で僕は女子グループと昼飯を回避する大義が生まれたのだった。まだ、ブドさん達と飯食っていた方が良かったんだけどね。
女の子に会いにいくのだから結局女子絡みだけどね。早く終わらせて僕だけの一人空間であるお昼ユートピアを探さねば。トイレとかではないよ。
で、昼休みに戻る。
『さ、気合いいれて行くぞ! 満』
「華は一輪だけあればいい。激流の大河に泳ぐ一匹のボッチ。静寂と空白の次元にたどり着く果てとは? 次回、ボッチは一人にして革命」
『こうご期待! って意味のわからない売り文句だね~。行くぞ』
僕はまだ見ぬ運命に戦慄するのであった。
簡単なようでキャラクター作りは難しい。もう、キャラは全員自分と同じキャラでいい!
だと、気持ち悪いので頑張って魅力的なキャラを作ります。
ご指摘、感想をお願いします。
特に我空が難物です。表現するのに。