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ようやく学校内のはじまり

長すぎるので分割します。


 学校に無事(?)登校した。

 朝からトラブルがおきて、濃い一日の序曲が、始まるように思える。

 池に落ちたり、傘投げられたり、まあ、僕の日常は、いつもこんな感じだけどね。

 教室に入り一時限目終了した後のこと、僕は卑屈な思いを感慨老けた。

 

 言い忘れたけど僕は、この学校の全授業に内容が、ついていくことが出来なかった。

 だけど、偏差値をさげて別の学校に行ったとしても変わらない。

 

 何故か?

 

 理由はおかしいけれど、レベル関係なくどこの学校で勉強しても同じだから。どこへ進学しても同じ結果である。分からないなら何処でもいい。僕はそのように思う。だけど、その考え方が異常であることは自覚している。

 

 でも、言い訳はあるよ。

 

 学力が高い学校にした方が通うに近いという理由。それだけで、今の学校に行っている。よく、進学できたと言われれば、我、息野家(いきのけ)全員で僕に勉強を叩きこまれたからで、理由はそれしかない。

 

 あと、唯一の中学からの友人が通うからの理由。

 

 散々、ボッチ、ボッチと自虐して言ったが友達いるじゃん言われそうだけどね。一方的に友人と思っているだけだよ。ストーカーじゃないよ。キモイとか思わないでね。 

 

 で、話は戻るけど、家族に土下座して受験勉強みてもらった。僕の身内は塾行くよりも、教えるのが上手いのだ。やり方はスパルタだけど。

 僕は覚えてはすぐ忘れる人間。そもそも、成績自体に極端な波がある。やればできる子ではなく、身に付けても失う子といわれる。なんだか、自分でも酷すぎると感じる。

 

『よし、(みちる)! 今のうちに現国の復習な』

 

 僕の見えない傍らでエア子さんの声が聞こえる。


 今は、エア子さんが勉学を教えてくれる。

 

 実体がなく、いつから存在していたか過去もわからないエア子さん。そんな、エア子さんは勉強ができた。本当に何者? 彼女の歴を知りたい。

 

 勉強するにあたって、授業中に二人で騒ぎまくった。声だけ聴けば、プリティーボイスの世話焼き幼馴染(妄想)の女の子に、聴こえなくもないが……おばさん口調は相変わらずで残念。そんな会話も、実際は周りに見えているのは僕の独り言……。小さい声でやりとりしているけど……やはり、目立つ。

 もともと、問題児扱いの成績の僕。今では、注目の的。教師達と同級の生徒共々に喧しい理由で、目の敵にされている感がある。感というより、事実(ファクト)だろうね。

 

 まぁ、クレイジー扱いで間違いないよ。真面目にやっているのか? と叱責されこともあったよ。しかし、当て付けに問題を出されても、エア子さんの助力で難を回避できているので半ば、文句を突き付けられない。

 そこには、皆の怒りのはけ口にならないので、冷戦状態で睨まれている感がするよ。僕が恥をかけばいいのかい? 酷いな……。

 だけどさ、どちらかというと一年生時より優秀なのだから、学力においては誰も文句は言えない。それは、小テストで証明された。言っておくけどエア子さんは小テストまで口出しはしない。カンニングだからね。

 

 僕はエア子さんと一緒に頑張っているじゃないか! ただ、変態というレッテルははずせない。

 


 で、エア子さんが早くしろと思っているのか分からないけど、なんとなく圧力を感じる。


「はいはい、エア子先生お願いします」

 

『返事は一回だろうが! ハイ! と』

 

「わかりましたよ」

 

 やれやれと腰が重くなって嫌になるけど、こんなに教えがよく、どこでもワンツーマン先生が、この世にいる訳もなく凄すぎるとはいえる。

 


 有難い。

 


 だけど、周囲の視線が痛い。ひそひそ声で新しい勉強方なの? と囁かれてもいる。本当に皆さんはエア子さんを認識出来ないんだね。

 

 誰かが近づいてくる。僕の好きなに匂いだ。

 

「よう、満! 今日も際立っているな。一年前のダメな子、満ちゃんが今では毎日が刮目相対(かつもくそうたい)って感じに成長している。俺離れも、もうすぐだな。安心したぜ」

 

「あっ、ブドさん」

 

 挿絵(By みてみん) 


 活発的で、眉目秀麗な女の子が出現した。声の可愛いさはエア子さんに劣るけど、僕にとっては声をかけてもらえる自体が、ご褒美だ。

 

 男口調だけど、女の子であるブドさん。

 

 中学生時代からの、唯一の友達といえる人物。

 

 見た目は中性的な顔でもないけど、美形をベースにしたイケメン女子。身長は僕より高い。大女というわけではないけどね。短い髪型で体を鍛えるのが好き。だけど、ごつい肉付きではなく、細い筋肉体型。頭もよくて、非の打ち所がない。

 

 男っぽい性格というか男? という、言動はあるけど、親しみやすい気質でアホの僕を飽きずに構ってくれる素晴らしい人物。まあ、僕にとっての日常の聖人君子である。

 

 誰にでもコミュニケーションとれて、男女に人気があるよ。皆ごめんね、一時的だけど独占していてと。僕のブドさんという特権を自慢してアピールをしたい。露骨なことはしないけどね。

  

 で、ブドさんは僕に照れくさそうに話しかけてくる。 なんで?

 

「満。毎日、エア子さん、エア子さんと呼んでいる余程いい女の子なのか? 紹介してくれよ。へへへ」

 

 これである。百合やらレズではないが女好きな人である。どちらかというと性格より、見た目重視なのが欠点だといっていい。エア子さん目的ならビジュアルなしだけどね。

 

 しかし、こんなブドさんは女を捨てたわけでもないらしい。服装は女子の制服である。とういかわざわざ男装しないだろうけどね。

 

「い、いや~、エア子さんを女の子と呼んでいいのか……」

 

『コラー! (みちる)

 

 とりあえず、エア子さんを無視する。ブドさんにも聞こえないだろうし。

 

「携帯かなにかで連絡とりあっているんだろ? 番号とかさ、写メとかないの?」

 

『アタシなら、ここにいるぞ~』

 


 ?

 

 

 無反応。一瞬の無に沈黙。誰かが違和感を感じたわけではない。僕だけである。

 

 やっぱり、エア子さんの声は聞こえていない。

 

 しかし、この人は女の子絡みだと節操無い。僕とエア子さんの関係性がどう思っているかは、知らない。でも、これってさ、ブドさんの横恋慕だよね? 寝取られだよね?

 

 冗談は置いて恋愛関係じゃないからあげられるものならあげるけどさ。って言ったらエア子さんに怒られるだろうけどね。

 

「いや、ブドさん。以前、僕に授業中小テストでカンニングした疑惑で携帯を取りあげられたでしょ。身辺を探られてた所を見たでしょ。なにも、出なかったでしょ」

 

 言ったかもしれないけどエア子さんはテストでは手助けといおうか助言はしない。しかし、隣(?)でエールは送られた。うるさいと返したのが問題になったのだ。実際、みんなにとって僕だけが、うるさいしね。

 

「あったな。あれは酷いな。授業中にすけ(女)とイチャイチャ会話するぐらいいいだろ?」

 

「いや、それはダメでしょ」

 

 あなたは、常識人でしょうに。女の子なのに女絡みは、マナーを逸脱した思考になる。もっと男に目を向けてください。僕を。

 

 男らしいとこをアピール! ……以前に人として脆すぎてカッコ悪い僕。 

 

 それに、ブドさんは僕に向かって、『お前の気持ち悪い女顔どうにかしてやりたい』とか真面目に言ったことがあるけど……そのところ申し訳ないんだけどさ……、ただ、ひたすら傷つく。

 羨ましいぞ。いつでも彼女とイチャついてさ」

 

 彼女ではないのだけど、関係性を説明できないから辛いな。

 

「そうかな……。あまり、ブドさんが思うほど色気のある話じゃないよ。ブドさんの方が素敵だよ」

 


「俺を口説くな」

 


 さておき、親愛しているブドさんにもエア子さんのことは打ち明けていない。理解しようがないからね。裏切りではなく、今は時ではないということかな。

 

『満よ、いい加減にブドさんって娘を紹介してくれないかい?』

 

 紹介もなにも、エア子さん認識されないことをいいことに、気になることは付けまわっているじゃないか。ちなみに説明したかな? エア子さんは僕に引っ付いてなくても行動はできるみたい。僕に取り付いるばかりではない。

 

 でもって、本人はお気に入りを見つけて来る度に僕を誘う。レジャー施設がある温水プールとかにも行ったよ……。人目からすれば一人で……。彼女連れできゃっきゃっ、うふふするところをひと目からすれば彼女いるふりで戯れているように見られたよ。

 


 つ・ら・い!

 


 

 それでも楽しかったけどさ……。最後に監視員の人に連れられてね、迷子のアナウンスされたよ……。そりゃ、低身長だけどね。どういう扱い? 加えて、本当はブドさんと行きたかった。

 

 ブドさんは高校になってから多忙なんで断りが多い。

 

 戻ってきてくれ厚い友情! そして、熱い萌え! 多分、あの人と行っても、他の女子グループを視姦、もとい、口説き、もとい夢中になられて僕は置いてきぼりなっただろうけど……ね。また、迷子センターかよ! ってオチになりそう。

 

 つうか、中学の時に実経験したな……。泣いてもいいですか?

 

 どうしようもない思い出から戻る。今はエア子さんとブドさんの関係をどうするか考える。エア子さんのことはブドさんに打ち明けない以上、エア子さんにもブドさんのことは教えない。フェアじゃない気がしてね。

 

 だけど、エア子さんの方から口に出る。困った人だ。エア子さんは実体がないのに前向きなんだよね。

 エア子さんと僕の間合いはわからない。だけど、興味津々に僕と見えないエア子さんを観察するブドさんがいた。


ここのお話は三つに分割しました。

違和感があったら教えてくれると助かります。

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