表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/5

コッシモ

遅くなりました!!台詞ばかりですみません。。。

転移した先は、いかにもな感じの裏路地だった。反応があった方を見ると、ショッピングモールがある。賑わっているようだが、裏に来ただけで誰も居ないのか。

もう一度検索魔法をかけて、より正確な位置を探る。案内マップを見るとどうやら雑貨店にいるようなので、次のマジックに使う道具でも探しているのだろう。

ヘルゼの元へ向かうと、丁度造花を手にしている彼女がいた。


「ヘールゼっ」


「っ…⁉︎アカネっ!」


かなり驚いた様子のヘルゼを見てニシシと笑い、無邪気な笑顔で笑いかける.


「やっぱり、ヘルゼだー」


「な、なんでアカネが。ここにいるの」


「ヘルゼも、チキュウに飛ばされたんでしょ?」



「…チキュウ?」


「うん、この世界。俺はさ、スペーシアル・エクスプローションを中途半端に防御したら飛ばされたんだ…この、魔法がない世界に。」


「…そう、この世界には魔法がないのね。やっと私が魔法を使うと皆がマジックだって言ってた理由が分かったわ」


少し驚いたような顔をした後、すぐに何時ものほわほわした顔に戻る。どうやらここがチキュウだとは知らないものの、涙流とは異世界だということには気付いていたらしい.


「それにしてもヘルゼ、随分と有名になってるようで」


「することもなくて道端で魔法を使ってたらスカウトされたのよ」


そう言ってヘルゼは昔と変わらないふわふわした笑い方をする。…そういえば。


「今はどこに住んでるんだ?」


「美亞さんとこ」


「ミア?」


「うん。優しいんだ。…私を拾ってくれたの」


「誠音と同じだな」


「トモネ?」


「俺を拾ってくれた奴」


「あぁ」


それから暫く、世間のことは全く分かっていない二人は世間話をしていた.

頃合いを見計らって、アカネはずっと聞こうと思ってたことをヘルゼに問う.


「それで、ミアには魔法のこと言ったのか?」


「ううん。アカネは?」


「誠音には、伝えた。」


「大丈夫だったのね。」


「ああ」




ヘルゼは魔法のことを知らない美亞のもとを離れ、誠音のもとにお世話になることになった.


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ