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蒼の誓約  作者: 毛井茂唯
第1章〈ユキト〉
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(0)プロローグ 「青と呼ばれたもの」

初投稿です。

つたない文章ですが、どうぞよろしくお願いします。

 蒼い光に包まれながら、一人の人間の命が尽きようとしていた。

 蒼い光は、その人間の体を照らし、身を案じるように包む。

 打ち立てた偉業は数知れず、彼の者はどの時代の英雄より強い。

 今、この瞬間も人々は涙し、祈りを捧げている。

 彼の者が命を投げ出して、人々を救ったのだと。

 生きていることを神に感謝している者はいない。

 彼の者に感謝の祈りを送っていた。

 

 何の皮肉だろうか。

 彼の者は自身の望みを何一つ叶えられず、地に伏しているではないか。

 自身の持てる全身全霊の力を使い果たしてさえ、運命に抗えなかったではないか。

 

 故に彼の者は最早、願うしかない。

 命の消える今際の際に。

 運命を覆す誰かに、何かを。


 蒼い光は最後の願いを聞き届けたように瞬いていた。

 

 彼の者はそれを見て眠る。

 永い、永い眠り。

 運命に弄ばれた人生は、ようやく終わりを迎えた。

 ただ一つの望みを。

 まだ見ぬ誰かに託して。


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