1 プロローグA
楽しんで頂けたら幸いです。
『おわあぁぁぁぁぁッ!』
驚きを木霊させながらも目の前の現実に見入っている。
目の前には、テレビで何度か見たことがある奇怪な形をした乗り物があった。いや、奇怪ではあるが、それは言われれば俺たちが頭の上によく思い浮かべる。
「宇宙船……?」
ようやく意識がオイつた友人が、茫然とした様子で呟いた。
そう俺たちの目の前には、宇宙船が着陸している。それも、デフォルトまでの円盤型の宇宙船がある。
どうすることも出来ずに立ち尽くしている俺たちの目の前で、円盤の株の扉らしきものが開いた。中から階段が伸びてきて、地面にまで到達する。
そして、扉から宇宙人が現れた。地球の宇宙服よりもだいぶスリムなの宇宙服を着込み、顔の部分はヘルメットで隠している。そのせいで、良く言わるグレイ型なのかどうかわからない。
その間にもゆっくりと階段を下りて行き、地球の地面をしっかりと踏んだ。そこまで来ると宇宙人は、この場にいる人間の顔を眺める。
一通り眺め終えると、微笑を受かべて口を開いた。
「はじめまして、皆さん」
「――ッ⁉」
宇宙人が発した言葉に驚く。
それは紛れもなく地球のとある国で使われている言葉だったからだ。大分俺たちの表情に満足しているのか肩を震わせ、くすくすと笑っている。
初対面の宇宙人に笑われてしまった。
人類史上初の事なのに、出だしがまさか笑われることだとは涙が出てくる。
「ごめんごめん、考えていたのと違った反応をするから」
「どんな反応を期待してたんだよ」
饒舌に話す宇宙人に、これまた人類史上初のツッコミを入れた。つーか、人類史上は俺でいいのか。
「アンタら何の目的で来たんだ?」
「知りたい?」
焦らすような発言で反問する。
俺は首を縦に振り、意思を示した。
「そうかなら、なら教えてあげようかな。もしかしたら、君たちの手を借りることになるかもしらいし」
「どういうことだ?」
人差し指を立て、その状態のまま横に振る。
「そこは前置きが終わってからの楽しみだよ」
楽しそうな声だ。
なんていうか、宇宙人はみんなノリが軽いのだろうか。
「さて――」
その口から語られる。
衝撃の事実が。
読んで頂きありがとうございました。




