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現代に魔法がないのだが  作者: てこ


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第6話

俺は今ダンジョンの入り口にいる。


 クラスの人たちとご飯を食べた後、家に帰った俺は学校で受け取った資料を眺めていた。

 すると、資料とともに配られていた学生証を使えば学校が持っているダンジョンであればどこでも出入りすることができる。


 それを知った俺は夜遅くに学校が所有するダンジョンを調べて出発した。


 目的地に着いた俺は、ダンジョンに入る手続きをしに受付に向かった。

 この窓口は24時間開いているため、いつでもダンジョンに入ることができる。


 窓口はいくつかあったのだが、一つの場所だけ他のところよりも並んでいたので、そこをよけて開いていた窓口に向かった


「すいません、ダンジョンに入りたいのですがどうすればいいですか?」


「初めてでしたらダンジョン探索許可書を見せていただけませんか」


「この学生証でも大丈夫って見たんですけど」


 そういって俺は学生証を見せた。


「探索者学校の人でしたか、でしたら学生証を入り口のあの機械にかざして

 そのまま進んでダンジョンにお入りください

 帰ってきたときはまた機械に学生証をかざして帰っていただいて問題ありません」


 そういって受付の人は場所を示した。


 そこには駅の改札のようなものがあった。


「ありがとうございます

 そういえばあそこってなんであんなに混んでるんですか?」


 受付の人はそこを見ると


「あ~、あそこは受付の子を目当てに意味もなく並んで今日の成果とか今からダンジョンに入るから応援してくれ、みたいなことを言ってるんですよ。

 とはいえあの人たちがいるからスタンピードが起きないし、

 当の本人も実害がないから問題ないです、逆に前にいろいろあったときに皆さんに守ってもらいましたしと言っていまして、

 悪意がなく本人もそこまで気にしていない様ですのでそのままにしているんですよ

 ちなみに次の人がいたら1人1分って暗黙の了解もあるらしいですよ」


 なるほど、看板娘っぽい感じなのか、

 というかスタンピードってなんだ?学校でまた今度教わるのだろうか?


「そうなんですね。じゃあ行ってきます」


「お気をつけてください」


 そして俺は学生証を機械にかざしダンジョンの入り口に向かった。


 ダンジョンに入るとそこは日が差している草原だった。


「外は夜だったけどこっちは昼なのか

 もしくは日が沈むことがないのかもしれないな」


 そうこうしていると草むらだガサガサと音した。


 そこに目を向けるとスライムがいた。


 スライムか初心者が戦う定番の敵だな。


「こんなんじゃ肩慣らしにもならねぇな」


 スライムに手を向け火の玉を飛ばす


 スライムに火の玉が着火するとともに爆発がおきた


 もともといたスライムが居た場所の周囲は爆発の衝撃で壊れていた

 そしてスライムは跡形もなくなってた


「威力が少し増しているのか?」


 俺はスライムを倒すのに必要なだけの力で魔法を使ったはずだ。

 周囲に影響を与えるほどの力はなかった気がするがなぜだ?


 スライムが思ったより弱かったのか?

 いや俺がスライムごときの力量を見誤るわけがない。


 じゃあなぜだ、前と違うことは何だ?


 そういえば試験の時も違和感があったんだよな。


 その時は他のことに気を取られて忘れていたが

 あの時も想像よりも少し魔法の威力が強かった気がしたが間違いじゃなかったな。


 前と違うことは何だ?


「スキルの影響か?」


 もしかして器用というスキルはまさか魔法を使うときの、魔力のコントロールがさらに良くなり、魔力のロスを減らしてくれるのか?もしくはなくなるのか?


「試してみるか」


 そういって俺は他のスライムを見つけ、魔法をうち、魔力を注視した。


「ロスがなくなってる」


 魔力のロスが多い人と少ない人では同じ威力の魔法を放つために必要な魔力が全く変わってくる。


 魔力のロスが50%の人が100の魔力を使って放った魔法にこもっている魔力は50になってしまう。


 しかし魔力のロスが10%の人が100の魔力を使って放った魔法にこもっている魔力は90になる。


 すると、どうだろう同じ量の魔力を消費したのに威力が全く違ってくる。

 だから魔法使いは魔力のロスを限りなく減らしていこうとする。


 もともと俺の魔力のロスは1%にも満たなかったが、

 どうあがいても0にはならなかった。


「これはすごいな。こんな弱い魔法ではあまり魔力の差は出ないが、

 多くの魔力を使う魔法を使ったときは分りやすいんだろうな。」


 このことが分かっただけでも今日の収穫は十分だな。


 じゃあ時間の許す限り探索していきますか


「倒したかあっけなかったな、もうそろそろ時間だし帰るとするか。

 ここのボスのワイバーンもすぐ終わったし、

 まだこの階層でも歯ごたえがあるやつはいなさそうだな。

 そういやレベルもまあまあ上がったな。」


 レベルは上がることで自身の魔力の量が上昇し肉体の強度が強くなる効果があった。


 魔力の量も肉体の強度も元から強かったから雀の涙ほどしか強化はされなかったが。


 そして俺は今50層にいた。

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