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現代に魔法がないのだが  作者: てこ


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第3話

 試験当日の朝、受験票などの荷物の最終確認を終えた俺は玄関に手をかけた。


「これから先どんな未知が待ち受けているか楽しみだ、もしかしたら魔法が通

 用しないこともあるかもしれないな」


 自分のアイデンティティである魔法が通用しない事があるかもしれない、そのようなかすかな不安を抱えながらもこれからの人生に期待を膨らませながら出発した。




 ~国立冒険者育成学校~


 一次試験である筆記試験は全国で同時に行われる。

 ここを通過できた者のみが実技試験を受けることを許される。

 俺は国立冒険者育成学校で試験を受けることになった。


 周りを見てみると本当に様々な年齢層の受験者がいる。

 上は70くらいのおじいちゃんがいて、下は俺と同じくらいの中学生ぽいやつがいた。


 俺は早めに来ていたので到着したときはあまり人がいなかったが時間が経つにつれ席が埋まっていった。集合時間になると試験監督のような人物が入ってきて、試験の概要を説明したのちに問題用紙を配り始めた。俺のもとにも問題用紙が配布され。全員に配布されたことを確認すると。試験監督は開始の合図をした。

「それでは、開始してください」



 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~




「終了してください、お疲れさまでした。これで筆記試験は終了です。

 三日以内にこの一次試験を通過された方にはメールが送信されます。

 そのメール内に二次試験である実技試験に関する日時などが記載されていますの

 できちんと確認をしてください、もし記載された日時に出席が確認されなければ

 受験放棄とみなしますのでくれぐれもご注意ください。」



 そうして家に帰った俺はメールを今か今かと待ちわびていた。



 筆記試験の2日後にある一通のメールが届いた。


『赤月 錬様

 おめでとうございます。この度は本学の一次試験に通過されましたことをご連絡し

 ます。

 続きまして実技試験の日程についてご連絡させていただきます。

 ・

 ・ 

 ・ 』



「よっしゃぁ!筆記めちゃくちゃ心配だったけどマジでよかったぁ。

 次は実技か、こっちはまぁ魔法でどうにかなるなるだろ。

 3日後にあるのか、3日後のことは3日後の俺がどうにかしてくれるに決まってる」







 メールが届いてから3日後


 俺は二次試験の会場に着いたら、この待機所で待っているように言われた。

 そういえば到着するときに学校から出ていく人がいたから、もしかしたら一日中試験が行われてて混雑を避けるために学校に受験者が来る時間を少しずつずらしているのかもしれないな。



 しばらく待っていると俺の番がやってきた。


 そうして試験を行うところに案内されるとそこには1人の試験官が待っていた。

 その試験官は俺に気づくと話し始めた。


「攻撃系スキルの試験では遠距離系のスキルであればあそこの的に、

 近距離系のスキルであればこの的に攻撃をしてもらう。

 他の受験生が君のスキルを見る事はないが

 合否が決まるまではカメラ等でとられた記録は残る、

 だが合否が決まった後は消去されるから安心してくれ。

 それでは、君は遠距離と近距離どちらの試験を受けるか決めてくれ」


 魔法は近距離の技もあるけど、今回は遠距離で試験を受けるとしよう


「遠距離で受けます」


「了解した。それでは好きなタイミングで始めてくれ」


 さてなんの魔法を使おうか、まずは火魔法をジャブとしていくか。


 そうして俺は的に手を向けた、すると手のひらの前に3つの火の塊が現れた。

 その塊を的に向かってとばす。その塊は的に当たった次の瞬間爆発し、的を炎で包み込んだ。炎に包まれた的はみるみるするうちに溶けて消えてしまった。そして的を溶かし切った炎は役割を終えたように消えた。


 壊れたら次の的が出てくるのだろうと思っていた俺は次に使う魔法を何にするか考えていたところ。


「これで試験は終了だ、合格の通知はすぐににメールで来るから入学の準備をしておけ」


「もう終わりなんですか?まだ見せてないものもありますけど」


「この試験は的を壊すってことじゃないからな。

 壊せた時点でお前の合格はほぼ決まってるみたいなもんだ。

 この的を壊した奴は今のところ1人しかいない、

 しかもそいつはその場で合格が決まったらしいからな。

 まぁ俺にはそんな権限がないからすぐ合格にしてやれないがな」


 久々に魔法を使って楽しくなってたけど、

 確かに普通に考えて学校の備品を壊すっていう試験をするわけないか。

 そう考えると結構やばいことしてんな


 例えるなら、ボクシングでサンドバッグ叩いてみてって言われて

 ぶっ壊す奴はいねえよな。


「備品壊しちゃってすいません」


「大丈夫だ、安心しろ前回壊されたことあって予備はちゃんとあるからな。

 逆に壊したことを誇ってもいいんだせ。この世界であれを壊せるのは

 今のところお前も合わせて2人しかいねぇんだからな」


「わかりました。ありがとうございました」


「お前とまた会えることを楽しみにしてる」


 そういって俺は家に帰るのだった。


 家に帰り着いた俺はあの的を壊したというもう一人のことについて考えていた


「やっぱり、壊したのって最高記録到達者だよな

 どんな奴なのか気になるな、入学が待ち遠しいな」



 数日後

 1通のメールが届いた。

 それは国立冒険者育成学校に合格したこと、

 そして主席合格であることが記されていた。


「まじかよ」



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