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25 選択 

 事件を経て、私の能力値はこんな感じになった。

 

□ ミラ(人族)(9)

□ 筋力  6 (10) 

□ 瞬発力 9 (20)

□ 持久力 6 (10)

□ 耐久力 5 (9)

□ 精神力 10(11)

□ 魔力  12

□ 棒術    LV.8(UP)

□ 魔力感知  LV.6

□ 魔力制御  LV.3

□ 魔力探知  LV.3(UP)

□ 魔法制御  LV.4(UP)

□ 身体強化  LV.4(UP) 

□ 

□ 敏捷力   LV.3(UP)

□ 瞬発力   LV.4(UP)

□ 精神力   LV.1(NEW )

□ 

□ 発火    LV.1(NEW )

□ 異空間収納 LV.1(NEW )

□ 洗浄    LV.1(NEW )

□ 解体術   LV.1(NEW )

 

 私の素の身体能力値は変わらないが、身体強化と敏捷力、瞬発力のレベルが上がったおかげで補正込みだと筋力、持久力、耐久力は大人の男性の平均並み、瞬発力は2倍にもなる。

 

 子供なので身体が小さく、体重は大人の半分程度しかない事を考えると、私の動き、特に初動は至近距離なら見失うレベルで速く感じるだろう。

 

 今のところ、魔法そのものよりその副産物である身体強化や能力値系スキルの恩恵が非常に魅力的だった。

 

 とは言え、よく使う魔法もついに能力値に表示されるようになり、私は興奮が抑えられなかった。ただ「異空間収納」の魔法と「洗浄」の魔法はヨーコの魔法石を拾ってからずっと使っているのにやっとレベル1らしい。

 

 その点、「発火」の魔法は獲ってからまだそれほど経ってないのにもうレベル1だ。

 

 よく使う能力や魔法、特に戦闘で使うものは軒並み上がり続けている。逆に戦闘では直接関係ない「異空間収納」や「洗浄」の魔法、「解体術」はアレだけ毎日毎日使っていても上がるのがかなり遅い。

 とは言え、どちらにせよ日々の訓練がいかに大事か良く分かる結果だった。

 

 ☆

 

 悩み始めて数日。

 

 私は結局、放置を選択した。

 

 自問した結果、要はビビってるだけだと気づいた。勿論、命を狙われてビビるのは当たり前で、悪いことじゃない。戦いが避けられない以上、警戒心は常に必要だ。

 

 ただちょっと、追い詰められ過ぎて視野が狭くなっていた。必要以上にビビらされていた。

 獣や魔物からではなく人間からああも簡単に命を狙われてショックを受けてしまっていたのだ。


 戦いの中で避けられない殺しは忌避すべきではない。それが受け入れられないならそもそも「戦う必要がある」場合もある職に就くべきではない。


 私は戦い自体を避ける気は無い。だからいずれは「その時」が来るかもしれない。だけど、それは今ではない。


 その時に備えて、今は力をつける時だ。そして「その時」が来たら来た時の事だ。「来るなら来い」の心構えで良いと思う。


 そしてようやく「擬態」の魔法も手に入った。もし、あの商会のおじさんがまた刺客を送って来るなら、逆に私の方から脅しに行けば良いのだ。

 

 おじさんは護衛に自分を護らせ、厳重に閉じこもるしかないが、私は割と自由に動ける。攻めるも良し、隠れるも良し、逃げるも良し。

 

 攻め合いなら私の方が有利だ。だから無用な人殺しをしなくても、おじさんを破滅させることは出来る。それでもやると言うならその時こそ殺るだけだ。

 

(良いと思うわ。すっごく男前――女前?とにかく素敵よ、ミラ♪) 

 

「ありがとう」


 思っている事をヨーコに話し、反対されなかったので、私はようやく心が軽くなった。自分で決めた通り「来るなら来い」の心構えになれたのだ。


(それで、殺し屋とか暗殺者になりたくないミラは何を目指すの?)


 ヨーコに聞かれると、答えはスッと出てきた。

 

「私は、ヨーコの様な大魔法使いを目指したい」


 私がそう言うと、ヨーコが驚いたのが分かった。そして少し照れたような雰囲気を醸しつつ言った。

 

(――そうなのね。まあわたしは凄いから、目指しちゃう気持ちは分かるけどね――でも、そう簡単じゃないわよ♪)


「だからもっと、色々教えてよ」


(もちろん良いわよ。貴女が頑張るなら、わたしも師匠役を頑張るわ♪)


「ありがとうヨーコ。私はヨーコみたいな凄い大魔法使いになって、どんな時でも何があっても、誰も殺す必要もないくらい最強無敵になる事を目指すよ!」


 私がそう宣言すると、ヨーコは凄く喜んでくれたし、嬉しそうな雰囲気を醸し出していた。でも、何故か一瞬、ちょっとだけ寂しそうな気配も感じたのだった。



読んでくれて、ありがとうございました♪

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